ラストマイル
この世界がどれだけ
下層部を軽んじ低賃金で
だけれども、より良いサービスを求めることを
凝縮しているなと思った。
そして利用者は止まることなく
より安価に、よりサービスの向上を、
現状では料金と質が見合っていないと
実情を知ってか知らずか声を上げ続ける。
それに困窮する現場。
消費され
尊重されない人々、
それをどうにもできない上司、会社、社会を
うまく描いたものだなと思った。
心が痛いな、と思った。
私も似たような状況だったし、
その状況でどうしても
「使用される側」という認識から外れることが
出来なくて。
どんな社会構成員になったとしても、
どこかで自分が「使う側」になり、
時には「使われる側」となる。
その割合や露呈度が異なるだけなのだと思うのだが。
そんな社会だと、今の社会がこうだと
訴えたかったのか、
それに何か一石を投じたかったのか、
分からない。
ただ、何事も自分も
「享受する側」「使用される側」
どちらの面も持っていて
それらの両方を軽んじていいひとなんていないのだと
感じるひとが多いと何かが変わるのではないかなと思った。
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