「どうみん割」の教訓…"点"で終わる割引ドーピングに何の意味があるのか?
もうちょっとのほほんとした感じの施策になると期待していましたが、まぁ実際はそんなこともなく、お金が絡むと皆さん凄いですね。
昨日のお昼から予約が開始された、「どうみん割」。簡単に説明すると、北海道外からのお客さんがなかなか来られない状況なので、観光産業を支えるために道民が積極的に利用しましょう!そのために割引します!という話。
発想自体は良いと思うんですけど、大事なもの見失ってるな~という事例も散見されたので、ちょいとチクリとやっておきます。
大前提:「割引」を来店動機にするのは"しょうがない"
必要以上の値引きは反対派の僕ですが、こんな状況なので「いつもより安く泊まれますよ!」というのを集客のフックにするのは、しょうがないと思います。
日常的に旅をする人よりも、何か外的要因がないと旅に出られない人の方が圧倒的に多いので。
ましてや「北海道内で」となると、「年に1度の気合い入れた旅行」の行き先になる東京や大阪よりもプライオリティは当然下がって、お金もなかなか出てこない。行っても車で日帰り……みたいな人も多いですし。
なので、今回割引することは良いんです。問題はその先です。
あなたのホテルはどうみん割期間終了時に閉店するんですか?
実際に僕が調べたわけではないですし、ホテルの価格というのは変動性の大きいものなので、主観で決め付けることも出来ません。
ただ、それにしても「どうみん割に合わせて値上げしたのでは?」という疑いの声を目にする回数が多すぎるくらいに多く、それが僕的には残念でなりませんでした。
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「どうみん割があるから」という理由で来てくれるお客さんは、割引が無くなったら来なくなる確率が高いお客さんです。何もしなければ、1回ポッキリで終わってしまう。
ただ、裏を返せば生涯1回も来ないはずだったお客さんがどうみん割引をきっかけに来てくれて、接することが出来るチャンスが1度だけでも生まれる、ということでもあります。
このチャンスを逃してはいけません。全力でもてなして、満足を遥かに超える感動を与えなければいけません。
そこで得た感動は、次回の来訪に繋がります。ちょっと高いホテルだったとしても「年に1回、ここに泊まれるように頑張ろう」というその人の目標になるかもしれませんし、その人自身は泊まらなくても道外から遊びに来る友だちにおすすめしてもらえるかもしれません。
そんな大チャンスを、目先の売り上げのために「補助金あるからいいじゃん」と値上げして、みすみす逃すようなことは絶対にしてはいけません。お客さんは、全部見ています。
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北海道における観光産業は、本当に大事な役割を持っています。宿泊業があるからこそ多くの人が安心して旅に出ることが出来て、その人たちが周辺のカフェや飲食店などでお金を使ってくれます。その効果は計り知れません。
だからこそ、この機会を大事に使って欲しいと僕は思っています。
【28歳、ラスト1ヶ月チャレンジ 進捗報告(14日目まで)】
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