生きづらい人のコロニーを創るのにもっとも必要なもの
生きづらい人のコロニー。
それを成立させるうえで、もっとも必要なものはなんでしょうか。
情熱?
支え合いの心?
独自の経済システム?
もちろん、それも大切ですよね。
でも・・・。
計画を煮詰めていくと、もっとも必要はものは、いつもここにたどり着きます。
それは【ご飯】です(笑)
そうなんですよね、私たちってなにか食べないと生きていけないですからね。
ご飯食べられないと、コロニーとは呼べない。
「生活圏」として成立しないんですよね。
理念や理想だけでは、まさに食っていけない。
この問題をどうするかが、やはり一番の課題になります。
ほぼ未経験のみんなで農作業をして自給自足するというのは、あまりに非現実的でしょう。
なんせ、住民同士が接触する場所は主にデジタル空間ですからね。
となると、それぞれ、たった一人で作物を実らせなければなりません(笑)
だからといって、ある人たちにだけ任せていたら、不作になったときに責任重すぎですよね。
だから、ふだんはそれぞれの現実空間で食べ物を確保して、いざ食事に困った人が出たときのために、みんなで助け合うというのはできるかもしれません。
ただ、少人数のコロニーですから、助ける側にかかる負担が大きいと、あっという間に破綻してしまいかねません。
そうなると、食料はいつでも現実空間から調達できるだけの「お金」が必要という話になってきます。
やっぱり、お金ですね(笑)
というか、そこに目をつぶってコロニーを成立させようとするのは、さすがにアオいですよね。
言い換えれば「稼ぐ力」が重要だということです。
もっと言い換えれば、コロニー外の人たちにいかに価値を提供できるかということ。
コロニー外の人たちにとっても、役立つコロニーでなくてはならないということだと思います。
コロニー外の世界が破綻していたらどうするんだという声も聞こえそうですが、そのときはデジタル空間も維持できないでしょうから、みんな一緒に没落することになるのでしょう。
便宜的に「コロニー外」という言葉を使っていますが、リアル×デジタルで創られた「生きづらい人のコロニー」にとって、そして今後のメタバースとAIの進化によって、世界の「内と外の境界」はかぎりなく曖昧になっていく気がします。
コロニーは、シェルターではないし、ましてや自分たちさえよければいいと開きなおるための場所でもない。
他のコロニーや現実空間と有機的に連携して、はじめて成り立つもの。
【ご飯】を確保するためにも、それが欠かせないし、外の世界がお金で動いているなら、やっぱりお金がいるのです。
そのためには、私たちのコロニー自体が、他の人たちにとっての価値ある【役割】見出し、それをしっかり担っていく必要があるということなのだと思っています。
生きづらさ専門カウンセラー
脱世間起業塾Aidc塾長
しのぶかつのり
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