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ベージュのブーツなんて履く日が来るとは思ってもいなかった

人には皆、大なり小なりこだわりや譲れないことがあると思う。

小さなことを言い出すと、わたしは化粧にこだわりがあってアイラインは絶対に黒目の上しか描かないことを18歳から貫いてきた。
黒目の下は絶対にほんのりラメ入りの白いアイシャドウでがよくて、ブランドはMACかジルスチュアートしか使いたくなかったのに今はプチプラでもなんでも使う。
いろんなメイクが流行ってもそれだけは譲れなかった。
今は、全体にラインを引く。白いシャドウなんてダサくて使わないし、アイシャドウで盛ることもしない。

靴は絶対に黒!黒しか勝たんと決めていたのに、いつの間にか抵抗もなくベージュのブーツを履いている。

韓国アイドルなんてなんとなくダサいと思っていた。今まさにハマっていて韓国語にも興味がある。

なるべく距離を置こう、あの人とは関わりたくない!と思っていたけど、いつの間にか近づけて受け入れられるようになっていたり。

仕事に関してだと数年前、絶対にこれはしたくない、私にはできるわけない、無理!と思っていたことがなんなくできるようになっていたり。

これは単調でつまらない、皆が楽しいっていう感覚がわからないと思っていたことが面白いと感じることも増えた。


周りを見てもそうだ。

少し前まで仕事は一生バイトでいいと言っていた子がバリバリ働いていたり。薄いメイクはありえない、マツエクつけまつげ命!と言っていた子がマスカラ一度塗りになっていたりする。


大なり小なり、自分の中でありえないと思ってたことがありえるようになっていたり、興味があったことがなくなっていった時というのは、気づかないうちに自分の中の内面が成長していたり、ステージが変わった時なのかもしれない。

自分の内面が成長すると、見え方や感じ方が変わってくるのだろう。


いま思う「ありえない」と「絶対」は一年後には絶対ではないかもしれない。
そう考えたら人って面白いな。だって可能性を秘めた生き物だから。
誰しもが無意識的にも成長しているのだろう。


ありえないを覆せるような、価値観が出現するような2022年になればいいなぁと思う。



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