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東京オリンピック開幕とADHDの私が思ったこと。
ADHD_noteです。
昨日、東京オリンピックが開幕しました。
オリンピックメダルの通算獲得数過去最多で28個(内23個は金メダル)の記録を持ち、通称『水の怪物』と呼ばれている競泳のマイケルフェルプス選手は、9歳の時にADHDの診断を受けたそうです。
ちなみにWikipediaによると、
”7歳で水泳を始めたのも、彼の姉の影響もあるが、多動性障害特有の有り余ったエネルギーのはけ口として、母親が水泳を始めさせた。”
とされています。
パラリンピック競泳では知的障害の選手も出場しますが、
フェルプス選手は ”パラリンピック” ではなく、"オリンピック" に出場して記録を出しています。
「発達障害って、障害者じゃないの?」
「ADHDだったら、精神障害だからパラリンピックに出場しないのか?」
という意見をお持ちの方もいると思います。
事実、フェルプス選手は9歳の時にADHDの診断を受けています。
私は、この事実を何度考えても、ADHDは”障害”だろうか?と感じます。
確かに「ADHD」と一言で言っても、WISCやWAIS検査でのIQ値(ディスクレパンシー)をはじめとして、各種検査※や、本人以外からの聞き取りなどが必要で個別に症状なども異なりますが、日頃から私がnoteに書いている通り、発達障害者は取り組むべきこと、置かれた場所、環境によって健常者以上に力が発揮できるということをフェルプス選手が証明してくれている気がします。
(※ADHDの診断は、子どもの場合WISCなど、大人の場合WAIS、Conners、CAT等(さらにAQ等で自閉スペクトラム症(ASD)や強迫性障害などの可能性を排除することも)があり、いずれも専門機関(主に精神科)で、発達障害に詳しい専門医や心理士によって診断が下されます。「わたしはADHDです」という ”自己申告" だけでは(社会的には)認められるものではありません。)
何度も言いますが、発達障害者が力を発揮できるかどうかは、
「(置かれる)”場所”と”環境”」が全てです。
場所や環境によって、
・本人が努力できるか(努力しやすいか)、できないか(しにくいか)
・やる気が出るか(出せるか)、出ないか(出せないか)
・本人が力を出せるか(出しやすいか)、出せないか(出しにくいか)
・周囲から評価されるか(評価が高い)、評価されないか(評価が低い)
これらは、(健常者以上に)変わってきます。
この事例から見ても、”発達障害” の基準や判断は難しいことが分かります。
さて、東京パラリンピックが8月24日から開催予定です。
大変な状況が変わらず続きますが、今大会(オリパラ)では、全選手が力を出し切り、無事全ての競技が終わることを望みます。
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