ADHDエピソード。「物忘れがひどい、ADHDの男が居たんですよぉ~。なぁーーにぃ~~!!やっちまったなぁー!!!」
ADHD_noteです。
今回は、「物忘れがひどい、ADHDの男が居たんですよぉ~。なぁーーにぃ~~!!やっちまったなぁー!!!」と、いうことについて書きたいと思います。
要するに、私のこれまでの失敗談ですが、
ADHDがあることで起きること、
ADHDが ”疾患(脳機能障害)” である理由、
なぜ ”障害” と呼ばれるのか・・・
ということを、少しでも理解していただけたらと思います。
私のこれまでのやらかしてしまった主なこと。
※( )はADHDの特性について、その後は具体的なエピソードです。
幼少期(衝動性+不注意)
・熱湯が入った容器の前で、おもちゃを振り回して遊んでいた結果、容器を倒して、脚に熱湯がかかってしまった。
(未だに痕が残っています。)
小学生(不注意)
・自分で置いたメガネの上にモノを重ねて置いてしまい、(意図せず結果的に眼鏡を隠した状態にしてしまい)そのことを忘れてその上を踏んだことで、メガネが破損し、使用不能となった。
小学生(衝動性)
・戸のガラスをを素手で叩き、数針縫うけがを負った。
小学生~中学生(不注意)
・忘れ物が尋常でないほど多かった。
これは、他の記事でも書いていますが、小学生の頃は持ち物が多すぎて、それだけでも学校に行くのが嫌になるほどでした。筆記用具、教科書、参考書、ノート、(給食当番の)割烹着、体操服、水着、リコーダー、書道用具、そろばん、彫刻刀・・・(授業で一時的に使うための新聞紙など)細かいもの挙げたらもっとあると思いますが、とにかく小・中学校は持ち物が多すぎると思います。
成人(不注意)
・販売の仕事で、時間帯責任者などをしていた時に、レジや金庫などを開ける時に使うカギを家に持ち帰ってしまった。
なお、この時は家に帰った時点で気づくこともあれば、別の責任者から電話が来て気づくこともありました。万が一、その間にレジや金庫のお金が”無くなっている” というようなことがあれば、真っ先に私が疑われたことでしょう。
成人(不注意)
・先程とは別の販売の仕事や事務の仕事をしていた時などに、カードキーなどを家に持ち帰ってしまった。
(これが無いと、次の日に働く人が職場に入れなくなったりして困る。と言う以前に、会社にも入れないため、仕事ができない。)
成人(不注意)
・事務職で勤めていた時に、仕事で使う印鑑を家に忘れ、書類に押印が出来ないことで仕事が進まなくなり、周囲などに迷惑をかけることになった。
(ここで言うべきことではないかも知れませんが、はんこ、印鑑不要論は、ADHDが事務職で働く際にはマストとさえ思えます。)
※書類に押印するまでの間は、言ってみれば、その書類が ”宙に浮いたような状態”となっているため、(私がその書類に押印するまで、その処理が進まないという意味で)翌日までは気が気じゃない状態でした。
しかも、こういうときには、かなり強めな指摘や叱責、指導があるため(正直、この時は精神的にもかなり疲弊しました)、次からは ”絶対に忘れないぞ” と、心に誓いますが、その翌週くらいにはまた同じように忘れてしまいます。
さらにもう一度忘れ・・・
結局、約1ヶ月間に通算3度も忘れる結果となりました。
(これ、小学生じゃなく、30代の成人です。)
ちなみに、ADHDの検査を受けようと思ったのも、このようなことが続いたことがきっかけです。
成人(多動・不注意)
・休日の外出中、(休日の朝~夕方までの数時間)に、いろいろな場所を移動したこともあり、携帯電話を3回違う場所へ置き忘れた。
(買い物した店の店内(レジなど)で2回、タクシー内に1回。)
※結果的に見つかりましたが、立ち寄った店舗を巡ったり、交番に届いていないかを確認をしたりすることで、さらに1、2時間を費やしました。
※さらに、同じ月に、スーパーの店内の飲食スペースに(いわゆるフードコート内に)財布と本を置き忘れました・・・。
この時は、さすがに認知症などを疑ったレベルです。
※ちなみに認知症もADHDも脳の機能による疾患です。
成人(不注意)
・バイクの鍵を、メットインに入れて閉じて(閉じこめて)しまう。
成人(不注意)
・年に一回程度の周期で、気づかずにモノなどをどこかに落としたり紛失し、警察から(私が落とした物・拾得物の)連絡が来る。
(先日もカードケースを紛失したことに気づかず、警察からの連絡で気が付くなどが、結構あります。)
小学生~成人(不注意・多動)
・ほぼ毎日、家の中で何かを探している。
(最も多いのがスマホと財布で、どちらかは毎日必ず探しています。次に、家、クルマ、バイクの鍵、腕時計などですが、これらは見つかるまで家を出ることが出来ないので、生活に支障が出るというレベルで、ADHDの症状でも最大級のネックとなります。)
※上記の症状とつながりますが、探し物をしているために、約束の時間に遅れるということがあります。
要するに、
・スマホが無いから誰とも連絡が取れない、
・財布がないから、切符も買えない、買い物ができない、
・鍵がないから玄関の戸に鍵がかけられず、外出出来ない、
・クルマやバイクの鍵がないから、クルマやバイクに乗って出掛けることが出来ない。
ということになります。
さらに、”スマホと鍵”、”財布と鍵”というように、失くしモノが重なるとマジで最悪です。
この特性で、半日くらい外に出れなかったこともありますし、残念ながら、時間に遅れて信用を無くしたことも何度かあります。
(発達障害と診断されておらず、自分で発達障害について理解できていない場合には、理由が理由なだけに、相手に説明することもできませんし、たとえ説明をしたとしても、信じてもらえないか、常識が無い奴、やばい奴、と思われたり、レッテルが貼られるだけです。)
・・・一部、ざっと挙げてこれだけのことがあります。(一部です。)
発達障害の診断を受けていない方でも、「あーあるある。」と思う症状はあると思いますが、さすがに同じ日に何度も同じモノを失くす、というような頻度で繰り返さないと思います。
脳機能障害(ADHDなど)が原因による不注意の場合は、モノを失くす頻度や回数がケタ違いに多いです。
(※ご自身の症状が気になる方は、発達障害かどうかを見極めるためにも、必ず専門医による診断を受けられることをおすすめします。)
このようにADHDの特性があることで、生活を送る上でいろいろなトラブルになることがあります。(そのために”障害”と呼ばれています。)
私は今後も、いろいろ苦労する部分はあると思いますが、世の中が発達障害についての理解が進んでいくと街中などでも改善される部分もあると思います。
発達障害についての理解を拡げるためにも、記事を書きたいと思っています。
ちなみに画像は、それじゃ今日も、いっちょついていくかぁ!!的な、クールポコ的な画像。
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