『鍵のない夢を見る』
辻村深月さんが直木賞を受賞した作品である。5つの短編から成り立っている。
特に「芹葉大学の夢と殺人」が印象に残っている。
雄大は理想を持っているが、未玖がそれに幻滅してしまった感じがした。未玖がとても可哀想である。
「石蕗南地区の放火」では、消防団員の大林に「バックドラフト」というあだ名が付いているのが面白いと感じた。
「君本家の誘拐」では、子どもの育児に悩む女性が描かれている。作中のセリフで出てくる人生の「踊り場」を自分も持つようにしたいと感じた。
印象に残っている文
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