本城雅人さんの作品。
タイトルはフランスの名手ジダンが得意としたフェイントの名前である。
試合中に八百長をするよう命令された日本人サッカー選手と、八百長を阻止するために奔走するユーロポール。
サッカーの八百長と聞くと、わざとミスをすることやオウンゴールをすることといったイメージがある。しかし、八百長の中でも「得点数が◯点以上か予想する」「前半◯分にボールがラインの外に出るかどうか」といったことも賭けの対象になることを知った。
一部の選手の八百長のために試合が無効になったら、何も知らずに一生懸命頑張っている選手がとても可哀想だと思った。
ラストの展開は衝撃だった。
印象に残っている文