乳頭混乱その6 産後3週目前半 自宅本格育児開始
ついに実家に戻ってきました。ほかの新生児ママと同様にほとんど寝られない…そして自分で授乳や育児をやってみた到達点を改めて見てもらうために、退院から5日後に助産院の日帰りケアを予定していました。
実家で育児スタート=ほぼ授乳と搾乳の日々
出産から2週間、助産院から帰宅した翌日にギリギリまで悩んだ名前を記入して出生届を提出しました。そして産後3週目に突入。
うちの母は「これほど条件(母乳が出ている+口唇口蓋裂・未熟児でもない)がそろっているのに、おっぱい飲めない子が本当にいるのねぇ」とかなり驚いていました。実際に母乳を嫌がる息子を見て信じられないといった様子。そんな母は私を完全ミルクで育てているわけですが…
助産院で教わった通り、横抱きやフットボール抱きで空腹で本格的に泣き出す前に最初に母乳にトライして、ダメだった場合に母乳相談室の哺乳瓶を飲ませます。そしてやっぱり母乳は飲まない…仕方なしに哺乳瓶で飲ませます。哺乳瓶でちょっと飲ませた後だとおっぱいを吸うことがあるというアドバイスもあったため、その作戦もトライします。そして飲まない…これ、今振り返ってみてもメチャクチャ時間がかかるのですよ。さらに搾乳も並行して行うわけです。
搾乳中に息子が泣いて身動きか取れなくなることも何度もあります。「そんなに泣くならなんで母乳のまないんだよ!」と精神的にかなり参る現象です。母乳を飲んでくれないため、息子の顔やおむつに母乳が滴りながら哺乳瓶で授乳する状況が続きます。
授乳の手間はこの時期で1日約20時間
①息子お腹空いた素振りor原因不明の泣き
②粉ミルク調乳(沸騰したお湯で粉ミルクとかして哺乳瓶組み立てる)
③哺乳瓶が適温になるまで、母乳で授乳トライを頑張る
④哺乳瓶で飲ませる
⑤途中で再度母乳トライ
⑥それでもだめだから最後にまた哺乳瓶
⑦哺乳瓶の洗浄と電子レンジ殺菌
とまあ手間がかかる。母乳の拒否もあるのでかなりメンタルも消耗します。しかも母乳相談室の哺乳瓶だと飲みにくいため哺乳瓶で飲む時間だけで息子の場合は1回1時間かかりました。①~⑦まで全部やると2時間くらいかかるわけで。新生児の授乳ですからこれが8回かそれ以上発生します。もちろんそれに加え原因がわからない泣き(結果的に空腹じゃなかったりする)でも①~⑦、少なくとも①~④はやるので、授乳に使う時間は1日20時間ほど。
搾乳の手間はこの時期で1日約4時間
a,搾乳パーツ組み立てる
b,搾乳を左右の胸で実施(左右合計で30分ほど)
c,搾乳を冷蔵庫に入れる
d,パーツの分解と洗浄・電子レンジ殺菌
これもa~dで合計大体1時間かかります。この時期は搾乳を1日4回しかやっていなかったので、搾乳で1日4時間ほど使っていました。
この時期は夫と母のサポートが得られていた
この時期は悪露(産後の出血)も出続けていて、手術の傷も痛い時期でした。でも夫と母の双方のサポートが得られていたので救われた部分もあります。夫は実家の近くのホテルに住んで産後1カ月までは通常業務と両立できる範囲でサポートしてくれる予定でした。そのため夫が1日4時間一緒に過ごしてくれてミルクの湯沸かし+調乳や哺乳瓶と搾乳機の洗浄・消毒をできるときはやってくれていました。母もこの時期は産後すぐということで洗濯をしてくれていました。