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柿本神社と人丸

地震と航空事故のスタートとなった2024年。
被災された皆さまへお見舞い申し上げます。
私自身も津波警報で高台避難をして、人ごとでない感じでした。

元旦早々に、すでに実家で初詣はすませてきたのですが、明石に住まう人としては、やはり柿本神社にお参りをせねば一年は始まりません。

朝からJR神戸線は故障車でいつもの遅延。
ついでなので最初から山陽電車に乗って、山陽電車人丸駅へ。明石市立天文科学館の最寄駅でもあります。

神社の長い階段をのぼると、柿本神社⛩️です。
人丸山の高台にあるので明石海峡大橋もよく見えます。

柿本神社の紹介はこちら

柿本神社(かきのもとじんじゃ)は、兵庫県明石市人丸町にある神社。人丸山(人丸山公園)の頂上に鎮座するが、山名も当神社に因むものである。旧社格は県社。旧くは「人丸神社」と称し、地元では「人丸さん」とも呼ばれる。

wikipedia

祭神は歌聖と仰がれる柿本人麻呂朝臣。
地名の人丸も人麻呂からきています。

三が日を過ぎて境内は人もまばら。
混んでなくてよかった。

梅でしょうか?つぼみが見えます。
春にくると綺麗なのでしょう。

wikiを読んでみると、気になる記述がある。

社伝によれば、仁和3年(887年)に明石の岡(赤松山とも。現・県立明石公園)にあった楊柳寺(後の月照寺)の覚証という住僧が夢中に柿本人麻呂の神霊がこの地に留まっているのを感得し、寺の裏の古塚がその塚であることが判明したために塚上に人麻呂を祀る祠を建てて寺の鎮守としたことに創まるという。

なんだってー!
元々はこの場所に人丸さんが祀られていたわけではなかった。

これは明石城に行かねば。

さて、来ました。明石城。
なんのことはない、山陽電車で隣駅で乗ってしまえばあっという間に到着。

どうやら件の塚は、左右の櫓の中間付近にあるとか。

というわけで、こちらが人丸塚。
看板が一枚あるだけで、単なるこんもりした小山でした。あまり面白味はない。

しかし、この地にお城を建てる際に、わざわざ場所を移して、そちらを人丸山としたとか。
オリジナルの場所もそのままお城の守り神として祀られています。

明石城の築城は1619年。
初代明石藩主小笠原忠政(後の忠真)です。

当時の武将は、戦国の世で”ひゃっはー’な殺人マシーンだったわけではなく、意外とかなりの信心深さということがよくわかりますね。


それでは。このへんで。

と思いましたが、オマケ記事。

島根の高津柿本神社の紹介に気になる記述が!

「全国に存在する柿本神社の本社とされ」、、なぬー?

柿本神社 (明石市) - 兵庫県
柿本神社 (葛城市) - 奈良県
伊勢部柿本神社 - 和歌山県
高津柿本神社 - 島根県
戸田柿本神社 - 島根県

ほかにも柿本人麻呂にちなんだ神社は全国に401箇所あるとか。ビックリです。

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