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男鯱禁制、シャチホコ事情、姫路城

姫路城特別公開一覧

姫路城特別公開中、
空いてる午前中に行っていました

「乾小天守」「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「東小天守」「折廻り櫓」

空いてる朝は、係りのお姉さんも元気なので、deepなお話も聞けてバッチリ

シャチホコは雌ばかり

その話というのは、、、

シャチホコ瓦は城の象徴ともいえる意匠で、通常は雄と雌とで一対になっている。つまり左右が非対称。


ところが、姫路城大天守には雄が一尾もいないとか。この不思議な説の理由は、、「確実な資料がないものを想像では作らない。文化財の原則」。


今までに、実物や絵図などで一対の造形が見つかってないから、雌雄のシャチホコではないとか。

菱の門

正面玄関にあたる菱の門から見る天守。
軽く坂をあがり、これから城内に入るワクワク感がある場所です。

こっからまだ15分くらい歩くのですが。

はの門南方土塀外 修理中

只今、はの門南方土塀外 修理中


は⁈どこ?
いわゆる将軍坂ですね、暴れん坊将軍opの場所です。

「ロの渡櫓」2階

ロの渡櫓は、東小天守と乾小天守を繋ぐ渡櫓(特別公開)。一階は一般公開されています。
この渡櫓は、他の天守曲輪より圧倒的に長くて、内部の東西の長さは、約28.7メートル、約84畳の広さがあります。


Oh! crazy!
木造なのにこのスケール感は狭っ苦しい小天守より、実は見どころだったりします。

乾小天守

特別公開のハイライト


普段は立ち入り出来ない乾小天守が開放されました。窓に格子が入っていない為、大迫力の大天守が間近に。

釿(ちょうな)痕

注目の床材。なんと中央のみ、釿(ちょうな)痕が残る江戸時代の古い床なのです。


ここだけ当時の材で、両サイドは修復時に新しい材になっています。
ここから係りのお姉さんに聞きました。両側の板にもところどころ古材が使用されています。国宝であるがゆえに勝手に板の張り替えはできません。釘一本まで当時のものにこだわるが、板材はさすがに腐食したら使えない。それでもできる限り使える板材は同じ場所にそのまま使っているのだとか。
新旧入り混じる板材にも歴史あり。

折廻り櫓(おれまわりやぐら)

2層2階合計5室からなり、内部には書院造の一室。さらに姫路城では珍しい居室の狭間まであります。
戦闘に備えた戦う装備のある居室。

内部を見学できるのは本特別公開の間だけです。

内部には書院造の一室

折廻り櫓、普段は入れない2階の部屋です。
内部には書院造の一室。


部屋の間仕切りに襖があり、部屋の真ん中の四角い窪みは炉が切ってあります。
お城の天守横にあるとは思えないほど住居風。このままで生活できそうな雰囲気ですね。

筬格子(おさごうし/長格子)

窓にも特徴がありまして、はめ込まれた細い金属を組んだ格子が嵌められています。


柔らかく光が差し込み、光が加減されています。回り込んで外側から見てみましたが中が見えない。
外からの目隠しの機能もありそうで
なかなか、現代的な仕様ですね

備前丸から大天守

外国人1に対して日本人2くらいの人数比でしょうか。いろいろな言語が飛び交う空間です。

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