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1週間で予定はたったひとつだけ

いつもお読みいただきありがとうございます。1月のテーマ「子育て」についてたくさんのご感想をありがとうございました!

2月は日本社会や地域からの「孤立」をテーマにエピソードをご紹介したいと思います。

今回は、私たちが出会った、あるフィリピンにルーツを持つ女性についてのエピソードです。

彼女と出会った時、彼女は2歳になる娘を育てていました。日本語のレベルは挨拶程度で、ほとんど日本語を話すことができませんでした。

当時、NPOで活動していた私たちは彼女と日本語教室で出会いました。毎週必ず遅刻することなく出席し、私たちと勉強していました。

毎週熱心に勉強を続け、今では日本語で冗談が言えるほどに上達!

ある日、「毎週がんばってますね!」と声をかけると、

「はい、私は1週間で予定がこの日本語教室しかありません。」
「誰かと話すこともないし。家で娘とふたりだけ。」
「フィリピン人の友達は仕事が忙しくて会えない。」
「日本語ができないので、もちろん日本人の友達はいません。」
「娘が保育所に入れなかったので、ママ友もひとりもいないです。」

堰を切ったように話してくれました。

「毎週火曜日のこの時間だけ、人とおしゃべりできるんです。ありがとう。」

彼女はどれほどの孤独と戦っていたのでしょうか。親戚や友達が近くにおらず、日本社会から孤立した状態でした。

彼女は日本語教室の扉を自ら叩く力を持っていました。そして、私たちと出会いました。しかし、彼女のように自ら行動を起こすことが難しい人はどのように社会と接点を作っていけばいいのでしょうか。

出入国在留管理庁の調査によると、日本語の会話がほとんどできない外国人の59%が孤独を感じているといいます。もしかしたら、あなたのそばにいる外国にルーツを持つ人も孤独を抱えているかもしれません。


令和3年度在留外国人に対する基礎調査報告書
Ⅴ-(9)【日本語能力別(話す・聞く)】孤独感(直接質問)より引用


私たちAdelanteは「在日外国人女性たちの孤立が解消され、誰もが暮らしやすい社会に」をスーパーゴールとしています。孤立が解消されるには、まず、日本社会が彼女たちと出会わなければならないと考えています。

AdelanteではSOL LUNAという飾り付けアイテムを販売を通して、外国人女性を知るきっかけを作っています。こちらのブログも合わせてお読みください。

https://note.com/adelante__inc/n/n80e75167ba77


さらに、今年は外国人女性たちと日本社会の接点を多く作っていきたいと思っています。昨年末実施したAdelanteパーティーのような交流会を通して、さらに外国人女性の孤立を防ぎます。

https://note.com/adelante__inc/n/n17b03091aded

在日外国人女性の孤立を防ぐ。それは私たちの力だけでは到底達成できません。今、これを読んでいるみなさんの力が必要です。ぜひ私たちのイベントに参加したり、SOL LUNAのPOP UPストアに足を運んでください。そのアクションが孤立を防ぐ一歩となります!

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サポートは全てSOL LUNAの事業発展やスタッフの生活相談などのサポートの為に使用させていただきます。ぜひ、応援よろしくお願いいたします。 お問い合わせはこちらから info@adelante-co.jp 担当:小野