安全快適登山 山歩きを始めたい方の登山靴を選ぶ基準
当たり前ですが、一番は足のサイズです。ただ、自分の足のサイズを理解している方は意外と少ないです。
足のサイズの基準には全長、幅、甲の高さがあり、当然、左右で違います。この違いを理解し、中厚手の靴下を履いて試履きを始めてください。
価格的には15000円位の登山靴ですと防水性が高く(たぶんGORE-TEX採用しています)、シャンク(靴の中に入っている板)も全体の作りもしっかりとして、日帰りの山歩き(荷物の重さ5kg位)なら充分かと思います。
中厚手の靴下を履くとハーフサイズ大きくなるので、裸足で大きい方の足が全長23.5cmであれば24.0cmのサイズ表示の靴の紐を全て緩めて足を入れ、足の指先を靴の先端に寄せて指先が触れたかな?くらいで踵にギリギリ指が入れば前後のサイズはOKですが、幅がいっぱいで足の指先が触れなければ幅広の靴に交換して、逆に緩ければ23.5cmに交換して同じ様に試してみてください。
片足が合えば、両方の靴を履いて、紐を締めます。
紐を締める際に必ず、足の踵を靴の踵側に寄せて、靴底と脚が90度にキープしながら、キツめに靴紐を締めて歩いてください。
重さ、剛性、固定度など登山靴は歩幅を小さく取る歩き方しかできません。試履きされている靴の全長を超えない歩幅で歩いてください。
靴は必ず伸びていくので、キツめを選んでください。痛い靴は履けませんが、緩い靴は疲れやすく、使うほどに不具合が起こることがあります。
少しキツいかな?位で靴を軽く感じたら、たぶん大丈夫です。
登山靴の不具合は履き方、歩き方に問題がある場合が多いです。登山靴をお持ちいただければ最善の対策をご提案します。