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安全快適登山 モンベル「ウルトラライトシェルパーカ」Tシャツより軽い136g

この冬、私のお気に入りの行動着をご紹介します。

2020年春まであった「ウルトラライトシェルジャケット」が無くなり、2020年秋「ウルトラライトシェルパーカ」に変わりました。ジャケットがパーカーになっただけでなく、素材が根本的に変わる事で設計コンセプトが明確になりNewモデルと言って良い商品になりました。

モンベルのラインナップの中では「ソフトシェル」に分類されますが、アウタージャケットの意味は薄れ、ボタンシャツやジップシャツの様に肌着の上に着る行動着が設計コンセプトだと思います。

表生地はモンベル独自の耐久撥水加工(ポルカテックス)をした極薄12デニールバリスティックエアライトリップストップナイロンを採用し、裏地(フードを除く)に吸汗加工したポリエステルメッシュを貼り合わせてた二層構造になっていて、適度な防風&通気性、軽量・コンパクト性、肌当りの良さ等、行動着としての機能を満たしています。

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ポルカテックスは摩擦や洗濯による撥水機能の低下を大幅に軽減した「耐久撥水加工」ですが、あくまで加工なので性能低下はします。性能低下を防ぐには適正なメンテナンスが必要です。※撥水性は水を弾く事で防水ではありません。

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フードの有無は好き嫌いが別れるところですが、ひさし部分に芯が入っていたり、高さ調節のベルクロが付いていたりと機能的には充分でパラパラ雨や風を防いだり、防寒対策には有効だと思います。

薄く軟らかい生地の特性で生地の肌当りも良く、濡れてもナイロン独特のベチャつき感やフード本体のごわつきも無いので、フードを意識することはありません。

フードを付ける事で汎用性が高く特徴的なパーカーに仕上がったと思います。

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フロントのジップポケットに収納できますが皺になりやすい生地です。ご注意ください。

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設計コンセプトがシャツなのでポケットは胸に収納袋になるジップポケットが一個あるだけです。収納袋を失くす心配が無く、携帯するのには便利ですが、頻繁に出し入れするのであればフードに収納する方法をおすすめします。

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熱の溜まりやすい両脇はベンチレーションの為にメッシュになっています。運動量が多くなった際に熱を排出する効果があります。

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シャツ使用の為、裾や袖口の処理もシンプルに仕上げてあります。

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極薄の生地のデメリットは極細の糸で織っているので、引っ張りや擦れの強度はある程度ありますが藪漕ぎ等で野薔薇などに引っ掛けると糸が抜け穴があきます。

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この間の藪漕ぎで、穴が二か所開いてしまったので、リペアシートにて補修しました。クリアなので目立ちにくく、洗濯を繰り返しても剥がれにくいので穴の広がりを防ぐには役立ちます。

一般的なTシャツより軽い超軽量136gという軽さと生地特性を生かしたストレッチ性でノンストレスの着心地です。ただ、保温性は高くないので、低温時に私は肌着の重ね着で対応して、さらに寒ければ上から重ね着で対応しています。秋から春にかけての行動着として、夏山シーズンの携帯着として活躍しそうなウェアです。



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