元ADDress会員のオーナー兼家守に再会〜横須賀中央ホームステイ〜
2022年新春1軒目のADDress滞在は静岡用宗邸を予定していましたが、直前で神奈川県内で仕事が入ったために止む無くキャンセル。そして、新年初滞在は横須賀中央A邸となりました。
静岡用宗A邸も素晴らしい家なので、まだ行ったことがない人は絶対に行くべきところです。過去のエントリーを再掲しておきます。
ADDressに5つある家タイプの「ホームステイ型」
京急線「横須賀中央」駅から徒歩15分の小高い丘の上にある戸建「ADDress横須賀中央A邸」は、2021年11月下旬にオープンしたばかり。この家のオーナー兼家守は、元会員の喜納(きな)さんで、会員時代の2021年3月には私が家守を務めるADDress二子玉川邸に滞在しに来られました。その時は私は出張不在でお会いすることができなかったのですが、その直後の4月にテレビの取材を通して他のADDress物件でお会いしたのが最初。それから9か月ぶりの再会となりました。
▼画像下:ADDress予約サイトに紹介されている家守さん情報
家の前は細い道で、車やバイクで到着することはできないのですが、首都圏からも最寄駅からもアクセスが良いこともあり、既に稼働率が高い人気の物件となっています。
ところで、ADDressには今、5つの家タイプがあります。
①オリジナル:ADDressによるプロデュース物件で、ADDress会員限定の家。比較的部屋数も多いため、他の会員や家守との出会いが生まれやすいのが特徴です。
②ホームステイ:民家の一室を下宿のように利用することができるADDress会員限定の家。その家の家主が家守を兼ねています。
③宿泊施設:ホテルや旅館、ゲストハウス等との連携物件。宿に泊まるような生活がしたい方にオススメ。ADDress会員以外も利用しています。
④シェアハウス:シェアハウスの一室を入居者のように利用できる家。ADDress会員や家守ではない他の入居者との出会いがあります。
⑤その他:上記分類に当てはまらない家。
横須賀中央A邸は「②ホームステイ」型で、現在は2部屋をADDressに提供してくれており、オーナー兼家守の喜納さんも当物件に住んでいます。
2個室はいずれもシングルベッドのシングル利用で、各部屋にはデスク&チェアがあり、テレワークにも最適な環境です。
▼画像下:私が滞在した個室。障子の向こうは庭に面しています
▼画像下:もう1つの個室は窓が2方向あります
個室は十分の広さと快適さを感じられるのですが、2階にも共有スペースとして仕事もできるテラスがあります(=画像下)。
この家を気に入って、既に何度もリピートしている会員もいるそうです。
元会員だからこその気配りあるダイニングテーブル
中でも、共有スペースが特徴的でした。
キッチン・ダイニングにあるテーブルは細長く、向かい合わせて座ることができないのですが、だからこそ「必然的に隣に座って話すことになるので、対面での威圧感がなく、初対面同士でも交流しやすい」と家守さん。言われてみれば、確かに!と思いました。飲食店で、混雑時に相席をお願いされた経験のある人なら想像しやすいかと思いますが、知らない人と向かい合わせで食べるのって、落ち着かないんですよね。
これはなかなか気の利いたインテリアの活用方法。さすがに元会員さんだけあって、多拠点生活の良し悪しをよく分かっています。
※画像下:横に座る細長いテーブル
築年数はそこそこ経っているものの、元のオーナーが水回りなど綺麗にリノベーションを施したとのことで、ほとんど手を入れずにADDressに貸し出すことができたそうです。
喜納さん自身は横浜の出身で、横須賀には親戚が住んでいますが、そこまで馴染みがあるエリアというわけでは無かったと言います。ただ、「横須賀にADDressがあれば、神奈川エリアのホッピングがしやすくなるのでいいな」と、まさに会員視点の考えから当地の物件を見つけられました。
「さまざまな人と交流し、お互いに刺激を与え合える暮らし」を提供するADDressの世界観に共感されたと言います。いつも固定メンバーとのみ共同生活するシェアハウスとは異なり、「毎日が新しく楽しい」と話していました。
ADDressは学生から退職シニアまで、出身も趣味も異なる多種多様な人たちが一定の期間、一定の場所で共同暮らしをします。合う人合わない人がいるのは致し方ありません。でも、「これまでADDressを続けてきて、困ったことは特に無かった。僕はどんなタイプの人とも楽しく過ごせています」と喜納さん。頼もしい!と思ったのでした。
会員時代から、ADDressのオーナーを夢見ていたそうで、このADDress横須賀中央A邸は不動産マッチングサイト「SPACELIST」で見つけたそうです。
オーナー兼家守に興味のあるADDress会員は、横須賀中央A邸に滞在することで、喜納さんから実体験を通したアドバイスをもらえるかもしれません。
「よこすかルートミュージアム」で歴史街歩き探訪を
ここからは横須賀情報の紹介をします。
横須賀は観光スポットとしては事欠かないですし、最寄りの「横須賀中央」駅周辺はグルメ店舗が多く、飲食にも困りません。
徒歩圏で、家の近所からハローサイクリングで行ける観光スポットでは「記念館三笠」は外せません。
司馬遼太郎の名作『坂の上の雲』でも描かれている「三笠」。日本海海戦で日本海軍連合艦隊の旗艦で、連合艦隊司令長官の東郷平八郎が三笠に乗り、戦闘の指揮をとっていました。太平洋戦争終結後は一時的に荒廃してしまいましたが、保存活動により復元され、記念館として現在一般公開されています。
▼画像下:当時の三笠を再現したVRも体験できます
横須賀には多くの歴史的建造物が残っています。
「よこすかルートミュージアム」という横須賀街歩きサイトは、3時間コースから1日コースまで、テーマやエリア別に見どころを紹介しているので、チェックしてみてください。
私はこのサイトで気になった「千代ヶ崎砲台跡」に行ってきました。
横須賀中央A邸からは車で行きました。
土・日・祝日のみ公開されています。
入場無料で、シニアのボランティアガイドも付いてくれます。私が訪れた日は祝日でしたが、マンツーマンでじっくり解説していただきました。
シニアボランティアは50名いるとのことですが、1月の寒い中にも関わらず、皆さん丁寧に親切に教えてくれました。また、研究熱心で、レンガや房州石の歴史についても縁の地を訪れて調べていたり、ご自身が作った解説ボードを掲げて説明されたり、情熱的なガイドが大変印象深かったです。
「Googleのクチコミに、ガイドを受けた人が良いコメントを書いてくれていて、とても励みになっている」と私に画面を見せながら、笑顔で話していました。ボランティアさんにとって、心温まるレビューがどれだけ勇気づけられているのかを思い知った体験でした。
人気レストラン併設の横須賀美術館でのんびりと
屋内でゆっくり過ごしたい時は、横須賀美術館(=画像下)が一押しです。
横須賀市内にアトリエを構えていた画家の谷内六郎の常設展示があります。
谷内六郎は26年間に渡って『週刊新潮』の表紙絵を担当されました。ほっこりする子どもたちと日本人の原風景を描き続けた画家で、美術館では季節ごとに展示を入れ替えているそうです。
今回は「雪月花」をテーマに、「冬の雪」「秋の月」「春の花」の四季の移ろいの作品が展示されていました。
横須賀美術館の敷地内にあるイタリアン料理「アクアマーレ」も人気です。
ガラス張りで、海を見渡せるロケーションも最高ですが、料理もまた絶品です。地元の素材にこだわった料理が味わえます。
車で来る客も多いからか、ノンアルコール系カクテルなどの飲料も充実しています。
今回の滞在は短かったこともあり、「食」を十分に満喫する余裕がなかったのですが、最後に食べたランチの「カレーうどん」はなかなか美味しかったです。家からも近く、横須賀中央駅エリアにある「うどん工房さぬき」というお店です。
▼画像下:人気の「唐揚げカレーうどん」
かなり小さな店舗で、カウンターで(場所によっては立って)食べます。昼時はかなりにぎわっていました。スパイスカレー&さぬきうどんの組み合わせです。
横須賀といえば「海軍カレー」が有名なので、なんとなく「カレーを食べたい」気持ちが高ぶり、この店を見つけました。
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このカレーうどんを食べたのはちょうど3時間前で、今は自宅に戻ってこのnoteを書いています。もうすぐADDress二子玉川邸に初滞在の会員が来るので、お迎えの準備をしながら。二子玉川邸から横須賀中央A邸までは、車で1時間10分だったので、東京から気軽に行ける距離なのも嬉しい発見です。
また、横須賀には間もなくもう1軒、横須賀衣笠A邸がオープン予定なので、横須賀ホッピングもできるようになります。三浦や逗子にも近いので、横須賀まで行ったら足を伸ばしてみてはいかがでしょうか(文:ADDress取締役/広報PR/自治体連携担当/ADDress二子玉川A邸家守・桜井里子)