嫌われるの平気なふり
協調性がないとよく言われた。
現に職場でも浮いている。
上司受けは恐らく最悪。挨拶は無視される。
正社員にとっては、お客よりも直属の上司を大切にする方が大切なのだろうか。
それなら嫌われて結構だ。
居心地は悪いし早く仕事をしたらしたで嫌味、小さいことを大ごとのように指摘され、何かの見せしめにされているようだ。
上司の心の声が聞こえる。「こいつがこの部署で一番仕事ができないクズだ。見ろ、俺はそんなクズを厳しく親身に指導してるんだ。すごいだろ、俺は仕事ができる。だからみんな俺を敬え」と。
矛盾した指示や責任回避行動は目撃している。
愛想よくはいはい言うのを強要しているだろうが、事実無根のことを言われたら否定している。軽蔑しかない。かわいそうな人だ。
悔しい、悲しいを通り越して笑うしかないから、回避行動として、上司に同調して自分の仕事を自分の言葉でこてんぱんに蔑む。上司は満足そうだ。
聞いている周りの気分は悪いと思う。
こんな扱いだから、他の同僚と仲良くすると、その人にまで害が及ぶのではと考えてしまう。
おこがましいし自意識過剰かもしれないが、
一人でも平気な人を繕っている。
高校の時の教育実習生の女性講師からは
「すっごくマイペースだね。自分のポリシーを持っているね。でもたまには周りと合わせることも大切だよ」と実習終了時の手紙に書かれていた。
婉曲的な指摘はきつい。
別に自己主張や正義感を大切にしているつもりはないのに、周りからはそう見えるらしい。
自分がされて嫌なことはしないけれど、
例えばミスを指摘されたら私は感謝するが、
プライドが傷つけられたとか、負けたような気持ちになる人もいる。
人付き合いの上手い人は、相手を選んで指摘せずに小さなものは黙認したり、別の人を介して指摘したり、あるいは本人が気付くように仕向けるなど手練手管の限りを尽くす。
私も学ぶべきだろうか。
締め切りギリギリの状態でも相手の自尊心を忖度するのか?
無理だ。
どう考えたってミスは一刻も早く共有したほうが、回復は早いし、打撃も小さくできる。
でも全員がそう思っているわけではない。
わかるけど、なんかあいつに言われるとムカつく、ポジションにいる。
そういった意味で、職場の雰囲気を悪くしているらしい。長く働き続けるなら、上司や先輩の気分を害さないことが協調性の一種なのか。
今のところ人事評価は最悪だ。