流行りのリカバリーウェア
AddElmテクノロジーを展開する中で、新規のお客様より「リカバリーウェア」作れませんか?
と、よく訪ねられます。
また、ここ数年、様々なメーカーがリカバリーウェアと称して商品を発売しています。
今回はAddElmとして、リカバリー商材の知見をご説明しながら、繊維商材が出来る事と現段階では出来ない事をご紹介させて頂きます。
では、そもそもリカバリーウェアのリカバリーとは、どんな意味を持つのでしょう?
Recovery
取り戻すこと。回復・復旧すること。
仕事の遅れをリカバリーする
起動しなくなったパソコンをリカバリーする
goo 辞書引用
リカバリーウェアを直訳すると回復衣料となります。もちろん、人間の身体において着るだけで傷が治るという事はありません。
おそらくここで言うリカバリーとは、何かしらの要因でホルモンの分泌を促し細胞を修復させるという意味合いになるのかと思います。
身体の回復メカニズムの代表例としては、以下2つのホルモン分泌が重要になります。
オキシトシン
細胞修復作用と免疫力亢進作用
人や動物などスキンシップをする事で脳下垂体から分泌される。また、オキシトシンが分泌される事で癒しホルモンのセロトニンの量も増える。
グロースホルモン
筋肉や骨の強化、代謝の正常化、免疫力の向上脳の老廃物の除去
睡眠時に脳下垂体から分泌される。また、最初のノンレム睡眠時には、生殖や母性行動に関するプロラクチンも多く分泌される。
上記、ホルモン分泌のメカニズムより、怪我や、筋肉の回復には、「睡眠」や「触れ合い」などの外的要因つまり環境因子が重要なプロセスと言えます。
残念ながら現段階で、AddElmテクノロジーによる、着るだけで回復するリカバリーウェアの開発は出来ません。
しかし、現在市場に溢れているリカバリーウェアによる直接要因で怪我が治るのであれば、医療現場で役立つ素晴らしい事だと思います。
AddElmが現在研究中の繊維素材
弊社では、傷口を悪化させない亜鉛糸と弊社ブーストテクノロジー(add.2)糸の掛け合わせにより、傷口の治りを早くする繊維の研究を行っております。リクエストされるドラゴンボールの仙豆の様に回復機能をエビデンスで唄える素材の開発には、まだまだ時間がかかりそうですが、傷口の悪化抑制については、少し兆しが出てまいりました。
リカバリーウェア(睡眠ウェア)の場合
次に、リカバリーを称した睡眠ウェアについて、触れて行きたいと思います。
こちらも、近年流行りの睡眠ウェアです。
睡眠によるリカバリーの効果は絶大です。
ただし、店頭でよく見かける睡眠商材の様に着るだけで寝れるウェアがあれば、不眠治療の処方として採用されるべき素晴らしい事です。
しかし、睡眠というのは気温、体温、音、光と環境因子が重要な要素となる為、リカバリーウェア同様に着るだけで寝れると言うのは、少し無理があるのが現実です。
AddElmの睡眠ウェア
弊社では、睡眠における重要なプロセスとして、生活周期の見直しから始まり、日中の覚醒度、脳内分泌物、自律神経の働きに合わせた素材の使い分けに重きを置いており、パテントを取得しております。
被服でできる事は、この環境因子の一部として皮膚に設置する素材の特性を、人間の入眠プロセスに適合させる事が、重要だと考えております。
下図参照
これより先は、商業知見となりますので次回改めてご案内させて頂きます。また、商品開発にご興味のある方は、下記リンクよりお問い合わせをよろしくお願いします。
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