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父と母の教え(母編)

過去を振り返るのは亡霊の仕事

母は、埼玉県のお寺の産まれです。
お寺で育ちながらもクリスチャンの大学へ行くという少し珍しい経歴を持っており、若い頃には、ヨーロッパ中を電車で旅をするなど、世界には色んな人や考え方があると教えてくれました。私自身が世界に興味を持ったのも、臆する事なく海外で挑戦できるのも、また、ヨーロッパ各地やアジアでプレゼンテーションが出来るのも、「色んな人や考えがある」と幼少期から教えてくれた母の影響が強いです。

そんな母は、私が野球で試合に負けた時、また、自分が思い描いたイメージと、結果にギャップが生まれた時、決まってこの言葉が出ました。

頑張れとは言わない、いつも頑張っている事は良く知っている。だから、必ずいい方法が見つけ出せるはず。

「過去を振り返るのは亡霊の仕事」

悔しかろうが、辛かろうが、過ぎた事に目を向けるのは、「未来の無い」亡霊がやる事。
次のチャンスはある。四面楚歌でも、八方塞がりでも、「必ず抜け道がある事」をしっかり覚えておくように。

母の言葉には、努力に対する共感と状況の認識、未来への希望が織り交ぜられています。

過去の結果にフォーカスするのではなく、状況を打開する方法マインドシフトさせる事で近い未来具体的な対応策の想像ができます。

以来、私は「現状を良くする方法は必ずある」と頭の中にセットアップする事で、毎日の様に頭の中で新しいアイデアが生産される様になりました。

常に前向きなマインドを保つ為の自己暗示の一つとして、これからも活用して行きたいと思います。

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