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パフォーマンスの向上?!

世の中には、「着るだけでパフォーマンスアップ」と言われる様々な商品が蔓延してます。
私の仕事、AddElmでは「パフォーマンス」というキーワードを元に研究開発を行いながらも「人体のパフォーマンスアップ」においては、独自の考えを持っております。

パフォーマンスとは?

AddElmでは、パフォーマンスを可視化する研究を行っております。
その中で、人間におけるパフォーマンスを動作の成功率として定義しており、俗に言うパフォーマンスアップ製品はパフォーマンスを維持する為コンディショニングアイテムとした想定で研究を行っております。

そもそも、パフォーマンスとは、急激に向上するものでは無く、個人の能力値を基準として、継続的な運動による肉体疲労、精神疲労、脳疲労から筋活動の低下、集中力の散漫、思考の鈍化などによって成功率が下がるパフォーマンスは低下」して行くものだと考えます。

例えば、ストライクゾーンに平均140kmの球速で10投球連続で投げ込めるピッチャーがいるとします。この場合、このピッチャーのパフォーマンスレベルは、ストライク/140km/10球連続と考えるべきであり回を重ねる毎に、疲労の蓄積、集中力の散漫から8球、6球などとパフォーマンスレベルが低下してくるという考え方です。

私達テクノロジー開発の現場では、パフォーマンスの向上とは、日頃のトレーニングや練習の成果から、ストライク/150km/20球連続になる様に能力値のベースアップの事を指しており、このピッチャーが練習もトレーニングもせず、何かを着用し、次の回から突然、ストライク/150km/20球連続の様に急激な変化が起こる事は考えにくいからです。

アスリートが持つべきパフォーマンスの概念

アスリートがまづ最初に意識をしなくては行けないのが、能力値のベースアップです。そして、「ストライク/150kg/10球」の様に可能な限り具体的な目標を立てて、能力のベストを更新する事が重要です。
そして、パフォーマンスは試合中に向上するのでは無く、低下していく物と認識する
その上で、如何にして、自身のパフォーマンスの高い水準を維持し、ベストを引き出す確率を上げる事ができるか?

これを概念とする事で、日常の練習を具体的な内容に変えていく事が出来るのです。

テクノロジー企業ができる事

テクノロジー企業が商品開発する時に考えるべき点は、ユーザーのベストパフォーマンスを引き出す為に、どんな環境が適合し、何が能力を引き出すトリガーになるのか?コンディションを整える一つの要素としてテクノロジーを構築していく事が重要です。

様々なオファーを頂きプレゼンテーションをさせて頂く中で、エビデンスの提出を求められるのですが、実際の研究データを提出してみると、、、。

着るだけで〇〇商材
パフォーマンスアップ
筋肉がつく
ダイエット
よく寝れる
回復する

などの様に広告的なキャッチフレーズをエビデンスとして期待する企業が多く実際の筋電図などのデータを提出しても解析できないスポーツメーカーも日本には多く存在します。

この様に生理学の知見レベルが低いのも残念ですが、耳心地の良いキャッチフレーズが蔓延してしまう程、専門店、小売店も楽して売るが当たり前になり技術説明のできない販売員が増えている売り場レベルの低迷が重大な原因と言えます。

テクノロジー企業の本質は、心地いいキャッチフレーズを作る事ではなく、アスリートや消費者のニーズに合わせて、適合商材を選べる様に研究情報を提供する事が大切です。

また、人間の身体を扱う以上答えを導くのでは無く、現在の最新の情報を元に研究を続ける事が最も信用できるエビデンスなのです。

AddElmでは、伊藤忠ファッションシステムの運営するラボの協力を得て、パフォーマンスを可視化する為の人体生理試験を毎月実施しております。
また、臨床データ(エビデンス)を公開し信用できるテクノロジーとして研究を続けてます。

ご興味のある方は是非、ご自身の身体にどんな変化がおきているのか?
科学的データと合わせて体験してみてはいかがでしょうか?

お問い合わせ
https://addelm.com/pages/contact

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AddElm
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