viewabilityの定義が変更。把握出来ていますか?
運用型広告において、アドフラウドやブランドセーフティが問題になっており、『viewability』という指標を聞くことが多くなっています。
そんな『viewability』の定義が変更されていることは、ご存知でしょうか?
今回はどう変更されたのか?をアドベリフィケーションツールを提供しているIAS(Integralads Ad Science)社の資料を元にご紹介していきます。
①旧定義と新定義の違い
下記の資料を御覧ください。
※引用:ビューアビリティ計測に関する変更について
4のパターンの場合のみ、旧定義と新定義で異なります。
これを言葉で表現すると下記の通りです。
・旧定義︓広告の50%が1秒以上連続して視認可能
・新定義︓広告クリエイティブが最低1ピクセル表示されている状況で広告枠の50%が1秒以上連続して視認可能
これまでは広告クリエイティブではなく、iframeをviewable判定するために使用していたということになります。
この変更により、実際の広告クリエイティブが見えている状態でないとviewableとして判定されないという変更です。
②今後の展開
『viewability』の重要性は以前も当サイトにてご紹介しておりますが、今後国内においても更に重要度を増していく指標となるでしょう。
実際に国内の広告主でもviewabilityが70%以上の広告枠以外は購入しないといったケースも増えてきております。
また昨今のコロナ渦の中、広告主は広告予算を削減していく傾向にあります。
限られた広告予算の中、良質な広告枠を買いたいといった気持ちになることは当然ですよね。
パブリッシャーとしては少しでも高く自社の広告在庫を買ってもらえるように『viewability』が高くなる場所に広告枠を設置する努力をするのみです。