大和撫子七変化
といえば小泉今日子さん。キリッとした目が印象的なキョンキョンは私も大ファンのひとり。
かくいうりんこも、オメメのまわりがゴールドカラーで、キリッとしたアーモンドアイ。ちょっとデブリンになってきてはいるけど、尻尾も長くてとても賢い美人ちゃん。
以前も紹介したけどプライベートでは、本命彼氏とサブの彼氏がいる。
毎日気が向いたときに、たまたま来たどちらかとおデートに出かけては初夏を満喫、リア充まっさかり。
この地に引っ越してきて早2年が経過したのだが、季節の変わり目には必ずこの2匹はケンカをする。もちろん、りんこの取り合いなのだろう。結果は必ずぶーちゃんが勝つのだが…いかんせん、りんこがラブなのはジロちゃん。ケンカに勝ったとしても、ホイソレとぶーちゃんには靡かない。
ぶーちゃんが迎えにきても、遠くから陰湿な目つきで「ジーッ」とにらみつけ、遠巻きにしてぶーちゃんを撒くように外へ出かけるりんこなのである。そして、そんなつれないりんこをぶーちゃんは「待ってよぅ」といった様子で追いかけていくのである。どうやらぶーちゃんにはドSモードのツンデレを発動している様子。
本命のジロちゃんにはそんなツンデレは絶対にしない。むしろ、鳩の求愛モードのような鳴き声を互いに発しておしゃべりをしている。ジロちゃんと一緒に帰宅したときには、窓から家の中に入る際に「チラッ」と後ろ髪をひかれるような様子を見せるのですぐ分かる。まるで、
「ママ、ジロさんがいるからごはんあげて」
と言っているかのようなのだ。こういう仕草は絶対にぶーちゃんにはしない。ジロちゃんとお出かけするときには、いつもジロちゃんの後ろをついていく健気ささえ見せている。本命への態度の違いは、猫も人間も残酷だけどここは共通しているのだろう…(笑)。
さて、そんなこんなで二匹のボーイをたぶらかしているりんこ。
親バカ承知で言い放つのだが、そらぁこんな美貌だったら二股もありうるでしょうよ。家のまわりでケンカをする二匹の雄たけびを聴きながら、「あんたも罪なオンナね」と話しかけるのが我が家の恒例行事だ。
確かにりんこは美人ちゃんだ。気が強く、そして気高さもあり、警戒心も強いため、いわゆる高嶺の花タイプの枠に入るのは間違いない。
しかし、しかしだ。家の中のりんこは…とてもではないが、ジロちゃんとぶーちゃんには見せられない、驚くほどの落差を持ち合わせているのである。
何匹もの猫と暮らしてきたが、ここまで顔芸ができる猫は正直、初めてだ。
下の写真は、先日のもの。外でずっとジロちゃんと遊んできて、すっかり疲れたのか帰宅したらすぐにキャットロビックスの自分のスペースへ。すぐさまグースカいびきをかき、眠りこけた姿がコレ…↓↓↓↓
そして、こちらは今朝のりんこ。低気圧が近づいていると、人間の赤ちゃんもよく眠るようにりんこもまたよく眠る。いつもなら家人が起きると一緒に起き上がるのだが、今朝は微動だにせずこの寝顔 ↓↓↓
「大和撫子七変化」
とは格好の良い響きだけど…それ以上の変貌ぶり…。
ジロちゃん、ぶーちゃん…
あの…りんこって女の本性はコレです、コレ…。
君たちが思い描いているようなオンナじゃないのよ…。