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花ノ寫眞館

大正11年
西暦1922年
世の中は
あいも変わらず
スペイン風邪が猛威を振るっている
そんな最中の7月に
開館を控える
「花ノ寫眞館」

「特別招待券」
を手にした者だけが
開館前の
6月に入館できるという

イマーシブシアターat福島市
花ノ寫眞館

一枚の寫眞を巡って起こる人間模様
マルチエンディングストーリー
3つの部屋で3つの場面が同時進行
物語は重奏的に
でもギャラリー(観客)は

観てるもの
聞いてる
話以外の事はわからない

が物語の中心はおそらく
「見るものが必ず幸せになれる」
「ある花の寫眞」

江戸川乱歩に憧れる学生
寫眞館の館長
寫眞師
女中
女優
登場人物は
みんな何かを抱えている
心の底奥底に

悪人はいなかった
謎があるだけだった

見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ

でもたとえ誤解だとしても
それでもそれがあなたにとっては
幸福であればそれでもいいのではないのか?

真実は優しいとは限らない
嘘はつかずに新たな答を与える
信じたいものを信じるのが人間だとしても
そこに確かな愛を感じることができたなら。

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