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マウンテンナマステ
最北の街
スバルバル諸島
ノルウェー領
多国籍
コスモポリタン
種の貯蔵庫
炭坑で栄える
ホテルというホテル
凍りついた海
吹雪の中に浮かび上がる白い山
クジラ漁の小屋
トナカイがいっぱいいる
温暖化でトナカイやばい
いつも標準レンズ
ぷらべるまきな
レンズが変わらない
視点の距離
見たままの距離感
グリーンランド
肉の解体は先住民の作法
暮らしが見えてくる
北極は島の集まり
カヌーリストに憧れて極北へ
石川直樹さんに聞いてみたいこと。
Q1感動させようとか狙ったような煌びやかさではない、ありのままの迫力や温度や湿度の手触りのような生生しさを感じるのですが、
写真を撮る上で大事にしていることはありますか
A1望遠ズームレンズを使わない自分の見たままの距離感で撮る正直な写真を心がける反応で撮るもったいぶらないでとる
森山大道イズム
撮り方表現の仕方は森山大道
Q2行ったことのある場所やよく知っている馴染みの景色も石川さんの写真で見ると自分の知らない場所のようにとても新鮮に見えて不思議に感じます。
シャッターをきりたいと思う瞬間はどういう時ですか。
どのようなところに惹かれて撮っていますか。
A2反応で撮る
切りたいと言葉になる前に撮る
身体反応
Q3厳しい環境でオーバーグローブ等をしているときカメラはどのように操作しているのですか。
A3アンダーグローブで撮る
雪山でのフィルム交換は命がけ
Q4高所を※登攀されるとき、ピッケルやロープなど様々な道具を体に身につけているとおもうのですが、その上でカメラはどのように持ち運んでいますか。
※とうはん
A4ザックに入れて持ち歩く
取り出す手間が大変
Q5日本の山で好きな山はどこですか
A5富士山は一番登っている
磐梯山も登っている
斜里岳
羅臼岳
屋久島
八ヶ岳
Q6一番辛かった、大変だった旅(登山)と、よかった旅(登山)を教えてください。
A6世界で3番目に高い山が大変だった
頂上を間違える
山によってわかりにくい
Q7今までに目にしてきた景色の中で死ぬまでにもう一度という所はどこですか。
A7ない
すでに行っている
エベレストは2回登ってる
Q8大きな山の頂に挑む時、登りながら何を考えていますか。
A8なにも考えてない
当たり前のことを考えている
Q9座右の銘を教えてください。
A9
人生は行った先で続いていく
美しい少年(ジョン・レノン)
Q10標高6 .000〜8.000mの山にカメラを持っていくにはリスクがあるように思いますが、
石川さんを動かすものはなんですか。
A10
中判カメラを持ち込むことは誰もしていない
自分だけが撮れるもの
山とカメラの相性はいい
フィルムの中判カメラ
Q11どんな時に喜びを感じますか。
A11未知のものに出会ったとき
Q12孤独は感じますか。どんな時に、どうやって乗り越えていますか。
A12孤独は織り込み済み
孤独は悪い感情ではない
県外からも参加者がいたトークイベント
(聞き取れたAnserとその場で書き連ねた感想メモMIX)
旅と写真は結びついてる
欲望がなくなってくる
上に行けば行くほど
距離感について
見たまま
見えたままの
距離の写真を撮っているというと
ストリートを撮る感覚で
山も取っているのだろう
違いは
町ではカメラをぶら下げる事ができる
手に持っていられるけれど
山の場合
ザックに入れている為
取り出す手間
撮るときの手間
(アンダーグローブでも凍傷の危険があるくらいの低温)
のために
反応で撮れる町と
反応では撮れない山
シャッターを切る速度も回数も変わってくる
思考の速度と
身体の速度に
距離が生まれてしまう
でもそれ故に
撮ることが困難な
8000メートル級の山で
自分にしか撮れない写真を追求している姿勢
環境に身体を順応させていくって
身体表現だ
何年か前に大友良英さん達と一緒に
演劇か何か?のワークショップ※検索してみたらこちらがみつかりしました
で度々郡山市に訪れていたという石川さん
今回のトークテーマが【地球を旅する】
だったこともあり山と旅の話が中心で
質疑応答の時間に思い浮かばなかったけれど
領域の異なる表現とのコラボレーションについて意識の違いも聞いてみたかった
地球上は行きたいところはすべて行ったから
宇宙に行きたかった話
森山大道さんが師という石川直樹さん
前々回展示されていた村越としやさん
も森山大道さんが師という
その共通して通底するGROOVE
自身の目で見えたままの光景を
残したいと思う事
なんのためにとか
そこまで明確じゃなくてもいいから
移行
移ろい行くこと
旅と写真は
ごはんと味噌汁の関係
ギャラリーカフェ
トトノエル
惹かれ合う
スタンド使いのように
時空を超えて
交差した今と過去
線の描き方を思う
なめらかな描線
自由で
無軌道で
入口もなければ
出口もない
はじまりも
おわりも
ない
気づいたときには
はじまって終わっている
浪漫飛行
に憧れるけれど
一つ
一つ
点を穿ち
なめらかとは言い難い
軌道を描きながら
少しずつ
繋がっていく
直線
器用じゃなくても
線は描ける
辿る
巡る
聞き慣れない単語を耳コピするが
ほんとにそれであってるのかは不明だ
北極と南極
どちらも凍っていて
とても寒いってことくらいの知識しかない
ペンギンは
北極
南極
どちらにもいるのだろうか
プラウベルマキナは
カメラの名前
後で検索してみよう
石川直樹さんの事を
名前は知っていて
写真もなんとなくは知っていて
streetとマウンテン
フィルム写真
エッセイ
のイメージ
その石川直樹さんが
郡山市にあるギャラリーカフェトトノエルでトークイベントを開催すると知って
すぐさま予定を確認
他に予定が入りそうだけれど
何もなさそうでもある
ちょっと様子見をしよう
結果
トークイベントの
2日前に申し込みメッセージを送る
にわかなのでどうしたものか
とりあえず本屋さんに行って
エッセイと写真集をパラパラと捲ってみた
分かるような分からないような
そもそも何を理解しようとしているのかも
曖昧だ
知ったかぶりしないで
知らないからこそ
知りたいと思うのだ
31分
4.2km
郡山駅前から
希望ヶ丘まで
走ったら
汗が
したたる
1月
暑い
暑いと
やってきた
トトノエル
受け付けに男性がいた
もしや石川直樹さんでは
とそのくらいの
にわかである
石川直樹さんではなかった
後日使えるコーヒーチケット
フライヤー
石川直樹さんへ聞きたい
質問をまとめたペーパーを
受け取る
事前に質問を集めていたらしい事は
知っていたけれど
なかなかにボリュームのある質問量で
これを読んでいるだけで今
この場の熱量が伺い知れる
席はご自由にとのことでスクリーンは
窓側に設置されている
石川直樹さんの席は角
見やすさを考えると
スクリーンの真正面だろうか
移動する手間を惜しんで
展示されていた
写真を見るべく
佇んでいた位置
の椅子に座る
隣に
石川直樹さんだ
山に行ってきたんですか
いえいえ
いつもこのくらい背負って走ってるんです
どこから走ってるんですか
たった今郡山駅前から走ってきました
移動の為に走っています
移動手段ですね
はじめましての方と
なんてことを
話していたら
定刻になりました
15時
スタート
美しい街並みだなあ
スバルバル諸島というのか
最北の町
白い
白い壁が映えだと
もてはやされる現代日本だが
目に映る
全てが白いと
かえって
何を写したらいいのか
迷子になってしまいそうだ
異国の文化に間接的にでも触れる
知らないことを知ることで
スポンジみたいに
ぎゅんぎゅん
吸収していく
雨の日のぐちゃぐちゃのグラウンドから
雨水を吸って
ギュッと絞って
また吸って
雨は振り続ける
この行為に意味はあるのか
雨は止められないが
水たまりには
スポンジを置ける
そこに意思は宿る
時間は過ぎる
あっという間のようにも
長い長い旅行のあとのようにも
電車に揺られてずっと車窓を眺めて
終着駅に着いて
慌ただしく身支度を整える
そんな心理状態だ
どんな景色を見ただろうか
どんな駅を通り過ぎただろうか
そして
Q&A
質疑応答の時間
質問するには問をたてなければいけない
問をたてるために思い返そう
目にしてきたスクリーン
事前にまとめられていた質問に答えていく
石川さん
全て答え終えて
挙手での質問に切り替わる
次々と
手が上がる
みなさん
堂々たる挙手で
清々しい
以前として
問をたてられない
私は
諦めて聞き役に徹しよう
さぁ
この機会に
是非
石川直樹さんの本を
今日はサインが入りますよ
ああ
どうしようか
山
山か
ここは見栄を張りたくなる気持ちも
湧き上がるが
1000部限定で
いいお値段で
欲を抑える
等身大
今回の写真展
【POLAR】
は
森山大道さんと石川直樹さん
二人が
とあるカフェに行ったことから
はじまっている
そのカフェで働いていたのが
トトノエルの
智香子さん
写真展の打診のメールを送った日に
ちょうど磐梯山で写真を撮っていたという
石川さん
導かれているのか
スタンド使いは惹かれ合う
さて
本も購入したし
著者の石川直樹さんが在廊しているわけだし
サイン会と銘打っているわけだから
せっかくの機会に
サインをもらおうと
気を伺いながら
何を話したらいいんだろう
と
内心そわそわしはじめる
山か
山に登る予定もないし
旅立たないし
写真は撮ってはいるがしかし
悶々としだす前に
えいやあ
と
石川さんの前に踊り出る
勢いだ
勢い
お名前入れましょうか
おねがいします
なんていれますか
しなもんでおねがいします
カタカナでシナモンですか
ひらながでおねがいします
自分も最近写真を撮り始めていで
やはり反応ですよね
まずは楽しんでください
うろ覚えながらもこんなやり取りを
したように記憶している
名残惜しいな
GOODVIBESに満ちている
この空間に所在なく佇む
外では
初めましての数人が
自己紹介をしながら
感想を語り合っているようだった
その輪に混ぜてもらおうか
どうしようか
迷っていたら
輪っかを
見失った
終わってしまった
そろそろ
走ろうか
走らないと
何処にもいけやしない
まだ余韻には浸れない
まだ胃には到達していない
喉元を過ぎている最中さ
やあやあやあ
耳元にBEATを
なにがいいかなBGM
ひとまず足を動かそう
思考は身体についてくる
清水台のencafeに辿り着いた
待ち時間が必要だ
余韻に浸れるようになるまで。
口から吐き出した煙はふんわりと浮かんでは霧散してを繰り返す深呼吸、かたわらにカフェオレ、手元にフライヤーと七日堂まいりの抽選でもらったポケットティッシュ、バックグラウンドミュージックにバンドアパートメントが流れている店内、静かな土曜日ふと目線を落とした腕時計は18時をさしている、腑に落ちて煙と化した15時の空気を観察する
表現することではなく記録すること
記録の積み重ねが足跡となって現れる
熱を奪ってくれる雪は
白さは走る続ける為に
熱くなりすぎてもいけ
ない心身を揺り戻して
くれるこの冷たさはす
でに流れた汗やいつか
流した血も風に乗せて
地球を駆け巡ってまた
ここに戻ってくる冷た
ければ冷たいほど生き
るのが大変だ
ヒートダウンクールアップ
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