反応、反射、意味、無意味、
石川直樹トークショー
2024年7月12日
2024
今年の話
ヒマラヤの14山
14番目の山
世界の
8000メートルの山を全部登る
シシャパンマはチベットにある
入るのは大変で許可証が発行されなかった
今年の秋に再チャレンジする
ヒマラヤとの関係を一区切りする完結する年
今年の春は
ネパールに滞在
山の許可証を取るのが難しい
シェルパ
ペンパベンジン君
といつも登っていたが
エベレストで亡くなった
氷塊が頭に当たって
ペンパ君の村に行って
写真や義援金を渡しに行く
シェルパにインタビュー
雪崩で生還
アンナプルナをトレッキング
8000メートルの身体をつくるために
5000メートルの山に登る
アンナプルナが
人類ではじめて到達した8000メートル
ヒマラヤ山脈はプレートとプレートが
ぶつかってニョキニョキと伸びた
アンナプルナ周辺はチベット仏教
ヒンドゥー教と仏教が行き交う
アンナプルナは化石がいっぱいでる
3500〜5000の土地
ベースキャンプはカラフル
テント生活80泊
登山用語は軍隊用語が残っている
あっという間に5月6月7月
チベットは入るのが難しい
山を撮る半島を撮る
日本の半島
三方が海に囲まれている
海から日本列島を捉え直す
東と西
西と東で歴史が語られる
北と南でも文化は入ってくる
奥能登珠洲
2015〜写真を撮りに通う
温泉銭湯
芝居小屋
旅館遊郭
増改築を繰り返して
(宝湯)
飯田高校でも写真を撮る
相撲部からウェイトリフティング部に流れる
塩田という伝統が続いていたが
海面が下がった
4メートル
海との距離が広がった故に
海岸線が遠ざかる
見えない神様をもてなす行事
民俗行事もなくなる
(よばれ)
女装した若者
祭りに着飾って出てくる
キリコ祭り
女装した二人の少年
きゃらげ
が歌う
奈良県飛鳥村
北と南
南北で見る日本
奈良県庁の依頼で奈良を撮りに行く
はじまりの場所
遺跡は地下にある
巨石
時間を旅するかつての
コスモポリタンCITY
奈良
蹴鞠
蘇我入鹿
田んぼに花
呪術
クマの国知床
身体を通じて世界を知覚することを
一番大事にしている
知識よりも感じることを大切にしている
軌跡を描いている
今
こういう物を見ていた
を
記録すること
残すこと
動画はフローする
写真は想起させる
イマジネーション
メモメモメ
【二夜明けて】
鈴木敦子写真展「Appear」
2024年7月14日初日は福井県から
鈴木敦子さんが在廊していた
写真を撮った本人がいる
がしかして
何を聞きたい
話したい
なんて
事は考えずに
まずは行って
見て見た
写真はフィルムで撮られたらしい
何を映しているのか
一見してもわかるようなわからないような
通底するGrooveは
耽美
写真は身近な存在で
みんな常に何かしら
写せるものを持ち歩いている
何かしらを映している
ならば
何が作品で
何は作品ではないのか
その境界とはなんなのか
撮ってしまったもの
撮らされてしまったもの
意思は写真に写し出されるのか
より多くの共感を得られる写真が良い写真なのか
実際そうとも言い切れない
宙ぶらりんで曖昧な境界線
少なくとも虚空に
線は描き出される
フィジカル
身体性について石川直樹さんは話していた
距離が映し出されていると
他者との距離感も
遠くのものは遠い
近くのものは近い
データの束は未来へ残せるのか
信じきれない
私達は写真というものとして残す
場をアーカイブする
匿名と記名
誰そ彼
黄昏
わかりやすいエモーション
エモいは褒め言葉として機能している
のだろうか
エモいの脇腹を抉りたい
希望が丘はいつも雨