1月29日の香り~中央アジアの草原にて~366の感性と偶然
1月29日 アッサムと青葉アルコール
前に青葉アルコールとグリーンティーのアコードをとったのを思い出し、今日はアッサムティと青葉アルコールで。
今日のアコードから「中央アジアの草原にて」が聴こえてきた。
ボロディン「中央アジアの草原にて」
以前好きだった(今もそうだけれど)ボロディンの「中央アジアの草原にて」。
静かすぎる始まり、草原の広大さと、何かが始まる予感。
終わりゆく夜と新しい一日の交錯する時間。
遥か彼方の地平線。
作曲家ボロディンはアレクサンドル二世に献上するために、ロシア人と東洋人の出会うコーカサスの草原をイメージして作ったという。
ロシア的な雰囲気、東洋的な雰囲気が交錯していく。
広大、雄大、そこに脅威
この曲の広大さ、スケール感は中央アジアのスケールに通じる。
大海や山脈など行く手を遮るものがない世界。
さぞ、雄大な世界観の中で、大らかな気持ちで歴史を刻まる場所だったのだろうと、想像してしまう。
実際は、中央アジアは常に群雄割拠、東は中華世界、西はローマ帝国、寒冷化が進むと北方から強い騎馬民族が南下・・・と、遮るもののない地というのは侵入の脅威に常にさらされる宿命ももっている。
いつも争っているわけではない。商取引とともに文化も交流する。
ポジティブに傾けば、広大な地に色彩豊かな文化の華が咲く、ネガティブに傾けば、侵略の危機、防衛のための侵攻・・・まさに負のスパイラル。
モデルとなったコーカサス
ボロディンがモチーフにしたコーカサスはイラン、トルコ、ロシアに囲まれて、現在はアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの三か国から構成されている。
なかでもジョージアはワイン発祥の地ともいわれ、私自身もジョージアワインのファンの一人。
脅さない音の流れ
「中央アジアの草原にて」が好きなのは、音に”脅し”がなく常に他と融合しながら旋律が美しく流れていくこと。
ドラマを作りたいのではない、ただ美しい光景を音にしたい、穏やかな風が運ぶ音色とともに・・・そんな思いを感じるのだ。
心理的安全性とは・・・その答えがこの音楽のようにさえ思う。
アッサムと青葉アルコールについて
アッサムティーはインド北東部、ヒマラヤ山麓のアッサム地方の名産品。
ミルクティーやチャイ似使われることも多い紅茶。
アッサムの香料は茶葉のドライ感はあまりなく、フルーティフローラルな要素を持つアロマティックな香り。
青葉アルコールは草花の緑を思わせる香りで、芝生や草原などにイメージが直結する。
香り、思い、呼吸
1月29日がお誕生日の方、記念日の方おめでとうございます。
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