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1月22日の香り~さあ!出番です…始まりの予感~366の偶然と感性

1月22日 パッションフルーツとコットン

「さあ、出番です!」
思わず、そんな言葉が転がり出てきた。
何故なら、今日選択したパッションフルーツもコットンも”浮きやすい”香料だったから。
独特すぎるとか、単体では刺激臭だとか、そういうことは一切ないけれど、処方の中で、”ちょっと浮いてしまう”存在だった。

「フライングなしで」
そんな両者の配合はパッションフルーツ1:コットン9。
さらに各々の濃度も変えている。
結果、いつもフライングのように先走るパッションフルーツがトップノートからコットンとうまく融和して、ちゃんと”スタートが揃った”。
配分比やフルーティノートの特性もあるので、徐々にコットンに軸が置かれていくけれど、付託された1割の役割を果たし続けていく。
コットンは少しのパッションフルーツの介入で、変容する。
この関係、この役割を明確にしたかったので今日は思い切って1:9、濃度もかなり変えた。
アコードには、何が目的に応じたベストバランスかを探るという機能もあるから、とても満足した朝。
ちなみに「コットン」としているのは調合香料でコットンから芳香物質を抽出したわけではなく、洗い立ての柔らかいコットンのイメージでソープ様の少しスイートな香り。

「誰かと出会い誰かを思う」
出会った時に「この人に、あの人を、紹介したいな」と思う関係性が皆様にもあったのではないかな。
全体的に似ているのか、一か所が強烈に似ているのか、凹凸のようなはまり具合か、”いい化学反応”が起きそう、という想像。
投資家のウォーレン・バフェットの最大で最良のビジネスパートナーであるチャーリー・マンガーはバフェットの古くからの友人で最初の顧客でもあったドクターから紹介されたのがきっかけだった。バフェットを見ていて思い出す人物がマンガ―だったという。
(『powers of two~二人で一人の天才』から)

「始まりは二人から」
15歳のジョン・レノンに出会ったら、(もし自分が知り合いだったら)ポール・マッカトニーと引き合わせたくなると思う。
出会いによって、歴史の変革が起こる。伝説が生まれる。
何もないところから突然、天才やイノベーターが生まれるわけではない。
何かとの出会い・・・その最初は”二人が出会った”ということなのではないだろうか。

毎日、香りがいろいろなことを教えてくれる。
パッションフルーツとコットンが出会い、互いが互いによって変容し新しい形が生まれる。
人が、一人ではない、ということはそういうことで、何らか必ず影響を受けながら私たちは少しずつ形を変えていっていると思う。
強力な相手、最適な相手との出会いが時にそれを劇的にして、創り出されたものは第三者へとどんどん波及していく。
皆様にも、パッションフルーツ、コットンの出会いがありますように。

香り、思い、呼吸
1月22日がお誕生日の方、記念日の方おめでとうございます。

1月22日の香水はこちら


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