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エンドレスなダンス~2月6日 366の感性と偶然~

2月6日 グレープフルーツとαダマスコン

「はじまりの物語」
親しみやすくて、最初から楽しそうで、軽やかに心弾むダンス、
いつまでも続くダンス

「終わらないでほしい時間」
誰の日常にも、このまま時間が止まってくれたら、と思う時があるかもしれない。
例えば「春眠暁を覚えず」で、目覚ましが鳴る10分前に眠りから覚めた時、それでも目覚ましが鳴りだすまでの時間が訪れることなく、この心地よさがずっと続いてほしいと思うこと。
あるいは、先のダンスのように、何かをしていて”楽しくてずっとやり続けたい”と思うようなこと。
どなただったかマラソンのランナーが「ずっと走っていたい」とレース中に思ったというお話があった気がする。
これはハイテンションが続いてる状態なのだろうか?
実際にはずっと走り続けることはできないけれど、その時の充実感やワクワクが、”終わらないこと”を願ったということか。

アロマセラピーにおけるグレープフルーツとローズ
グレープフルーツというのは柑橘系でアロマセラピーでは調整作用があるともいわれ、そのフレッシュな香りからはポジティブなメッセージが伝わる。
αダマスコンはローズの香気成分の一つ、フルーティな甘さがあり、”パッと明るく!”的な働きのできる香りである。
アロマセラピーの精油としてはグレープフルーツもローズも交感神経にはたらきかけて、リフレッシュや、幸福感に導いていくという。
交感神経と副交感神経は交互にはたらくことに意味がある。
それが健全なのだ。その文脈で考えれば両者とも交感神経に働きが鈍っている時に用いるとよい、ということになる。

アコードとしてのグレープフルーツとローズ(αダマスコン)
さて、今日のアコードの世界ではどうなっただろう。
確かにトップノートは交感神経を刺激するようなフレッシュで明るく幸福感に満ちたもの。
やがて、匂い立ち~時間経過に伴う香りの変化で、徐々に落ち着きを見せ穏やかな面も出していく。
ローズの優美さをグレープフルーツが引き立てていくミドルノート。
ずっと全速力で疾走しているわけではない、ペースを落とし時には歩くように穏やかに進むこともあるように。

エンドレスなダンス
グレープフルーツとαダマスコンの息の合ったダンスは、なめらかにゆっくりしたリズムへとかわっていく。
だから、このまま続けたいという”望み”が生まれ、踊りながらそれは続いていくという”予感”になっていく。
息切れしないように、時間に経過に伴うペースを互いが呼応して作っている。
いつまでも明るく楽しげ。
それはエンドレスなダンス。

望みであり予感
このエンドレスの感覚は、匂い立ちでいうロングラスティングとは明らかに違う。ロングラスティングは実際に香りの持続性が高いこと。
それに対し、今日のエンドレスの感覚は、望みであり予感なのだ。
このままずっと終わらなさそう、続きそう、それが楽しそうという香りからの感覚。
これは「はじまりの物語」であり「おわらない物語」。

香り、思い、呼吸

2月6日がお誕生日の方、記念日の方おめでとうございます。

2月6日の香水はこちら


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