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ただ空回り

ただ空回り

加速する共創のなかで揉み消されていく忘れ去られて
いく小さな言葉、「決めつけ」ることで抵抗しようとす
る表層的な言葉は大きなうねりとなってしまった。逆
流のドラム式の中からではもう取り戻せない僕の日々
 
今日も洗濯機のスイッチを押したあとでお出かけする
探し物、今までとおり過ごしていたマイルストーンは
多くの人達とともに思い出を閉じ込めた箱を飲みこみ
吐き出せず嗚咽だけが聞こえてきたら信号を送るよう
 
現実社会に生きている私らは実名ですら仮面をつけて
ネット内では無名匿名のまま無謬性を無属性のままで
綴り続けているこの遺伝子文明と科学文明のはざまで
 
この馬鹿げた日課、調査と分析と可能性レポート作成
心は冷たいわけでもないのに、詩なんてかけないまま
つぎに来るだろう、もう来ないかもしれない調査隊へ
 
 
 

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