人類は旅に出た
202411101855 「人類は旅に出た」
先日,ある有名な博物館で見学をしていましたら,遠い過去のアフリカで今の人類の発祥(?)である猿人Lucy(ルーシー)から現代までの流れを紹介しているコーナーがありました。ええっと,かなりいい加減に博物館に入った(目的があまりなく入館した)のでアフリカのLucyがいつの年代のどんな人類であるのかちゃんとは見損ねました。すみません。今Wikiで検索してみるとエチオピアで発見された300万年前の「猿人」だそうです。
それはともかく,博物館では300万年以上前のアフリカから世界の今の各大陸までいろいろな『人類』が移動し,旅に出て広まっていく様子(経路)が展示されていました。日本から(遺伝的にはともかく)地理的には近い北京原人もその一つのようです。中東などはもちろん無視できませんが,中国大陸の古代文化も古く長い歴史があるようですね。
人はなぜこのように世界中に広まったのでしょうか? 他の動物も大陸や島などが繋がっていたところでは伝播しているようですが,人類(人間)ほど極端に活動的に移動して広まった動物もそうそういないのでは,と素人ながら考えてしまします。
博物館の展示には「なぜ人類はこれほどまで世界中に広まったのか?」の明確な答えがあったかどうかわかりません(だって解説が日本語じゃなかったんだもん)。繰り返しになりますが私は博物学(というかこの手の自然科学)はど素人です。ですから全くのいい加減な考えなのですが…
これは原因と結果が逆なんではないか? と思うことがあります。つまりたまたま私たち人類の祖先にあたる猿人がとても活動的で好奇心旺盛であって,それが理由で今世界中に人類が広まったのでは,ということです。遺伝的に突然そういう性格になったのかどうかはLucyに聞いてみないとわからないと思います。でも彼女(や彼ら)の人の流れが樹上から草原,楽して食べ物が得られる環境だけではなくとても厳しい環境の地まで広まった,その理由は話が逆で『そういう性格や特性だったから世界中にヒトが広まった』んだと素人の私は勝手に想像して博物館を後にしました。