4月28日 日曜
朝から晴天、気温はかなり高い。掛け布団は毛布1枚で十分だった。
きのう寝しなに見た「夜のクラゲは泳げない」第4話、素晴らし内容だった。今のところハズレ感がまったくない。ビジュアルよし、ストーリーよし、キャラよし、音楽よし。メインキャラ4人がついに揃って曲制作に取り組む回。一人ひとりはちょっとしたことで萎縮しそうになってしまうほど不安定なのだけど、お互いそれをわかっていて、新しい一歩を進めるべく理解し合おうと前向きな思いを決して諦めない。そんな等身大の女の子たちの心情が見事に表現されているのが見ている側の気持ちに刺さるのだろう。
朝食はカルビーの甘くないグラノラとトマトレタスサラダ、レンチンゆでたまご。
ニチアサのアニメ、特撮を一通り視聴。並行してゲームのデイリープレイ。
10時半、外出。昨夕歩いた常盤公園経由で散歩。裏門通へ回り、途中須原屋に立ち寄り、セブンイレブンで昼飯用のサラダとお茶などを買って戻る。
昼飯は昨日作った冷凍チャーハンの残り半分を再温めとさっき買った葉物サラダ。食べながら「独眼竜政宗」の再放送を視聴。第4話にしてようやく幼少期を終え、政宗が元服、嫁入りの話が持ち上がるという話。番組冒頭でミニ解説が入るのは近年の大河のお決まりだが、最初に取り入れたのが本作だ。きょうは、政宗と秀吉、家康の年齢差をプロ野球選手になぞらえて解説。秀吉が長嶋茂雄、5歳下の家康が王貞治、これに対して政宗は、放送前年に話題を総なめにした清原和博の年齢に相当すると言っていた。清原は自分とは1歳差なわけだが、そういえば当時、“新人類”などという流行語があったのを思い出した。
続いて「光る君へ」の4K先行放送を見る。井浦新演じる関白藤原道隆が病により朽ち果てていくまでのさまを描く内容。まだ5月手前でもうそこへ行くか、ちょっと早いな。
道隆の病気は当時の言葉で“水飲みの病”、すなわち2型糖尿病だ。まだ父・兼家健在の頃から道隆の搭乗シーンはほぼ必ず片手に杯があったほどの呑兵衛だったらしくそれが端的に症状として現れたという描き方。数週前からやたらと水を飲んだり、だるさを理由に代理に出仕しなかったりとやけに生々しく病気進行の様子が描かれていたが、史実に忠実であるかどうかよりも、視聴者への啓発の意味がこもっているように思えてならない。かく言う自分も糖尿病持ちで、身につまされる事が多々。思えば、2年前の「鎌倉殿の13人」でも、大泉洋演じる源頼朝が水飲みの病らしいと後鳥羽上皇がつぶやくシーンがあり、そこでは御堂関白、すなわち藤原道長も水飲み病だったことにも言及していた。糖尿病は明治期まで貴族などおえらいさん達が罹る贅沢病などと呼ばれていたという。今や国民病とまで呼ばれるようになった糖尿病だが、我が国も豊かな国になった証なのかもしれない。
ドラマを見終え、1時過ぎに再び外出。線路沿いを歩いて駅ナカのカフェで原稿執筆。先日来かいているアニメ関連の案件、お題は「エースをねらえ!」だ。思えばこれも、昭和の時代とはいえ不安定に揺れ動く少女の心理描写を描いた名作。「夜のクラゲは〜」に通じるもがあり、普遍的な感性を覚えずにいられない。
執筆作業を切りよく終え、パルコの紀伊國屋でモノ系雑誌を1冊購入。さらに地下1階のヤオコーで食料品を買って帰宅。テレビを付けたらちょうど天皇賞がスタートしたところ。優勝はテイオーロイヤル。最近の競馬は詳しくないが、名前とは違ってスペシャルウィークの血筋で、トウカイテイオーは無関係のようだ。
夕飯はナッシュのバジルチキン炒めとオートミール。
選挙とか興味はなく、「光る君へ」の地上波放送が10分ずれたのは軽くムカついた。