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「人治から法治へ」維新初の代表選 -地方分権型政党モデルを確立する-

昨日7月30日の臨時党大会において、松井一郎代表の退任が承認され、日本維新の会の結党以来初となる代表選挙(来月8月14日告示、8月27日投開票)の実施が決まりました。松井代表は、新しい代表が選任されるまでの間、代表職を続けられますが、まずは、大阪維新の会の幹事長時代も含め12年以上にわたる激務、そしてリーダーシップに、心から敬意と感謝を申し上げたいと存じます。

橋下徹前代表、そして松井一郎代表は、言うまでもなくカリスマでした。その政治経験、判断力、決断力、実行力、そして大阪での実績。それらを基礎づける個人の人格的な魅力。私は、お二方に比類出来るような政治家、個人の魅力をもって日本維新の会をまとめていくことのできる政治家は、少なくとも今の党内にはいないと考えています。

そうした中で、昨年の総選挙、先月の参院選等を通じて日本維新の会に頂戴したご期待に全国の国会議員、地方議員、そして党職員が一致団結してお応えしていくためには、トップのカリスマ的魅力に支えられた党運営ではなく、より合理的な政党ガバナンス(=政党組織)の仕組みをもって、補っていく必要があります。

そうした観点から、今回の代表選挙の最大のポイントは、「人治から法治」、つまり二代続いたカリスマが率いる政党統治から、合理的なルールに基づく政党統治に移行できるかどうか、その政党の仕組み、トップに依存しない持続可能な政党組織を各代表候補が提案し、そして全国の党員の皆さまにご承認いただく。そんな代表選挙を実現しなければなりません。

こうした発想は、何も、私の「思い付き」ではありません。そもそも、私たちが大阪を豊かにするために死力を尽くしてきた「大阪都構想」は、当に「人治から法治」、大阪府知事と大阪市長の人間関係に依存する行政を、誰が首長になっても二度と「ふし(府市)あわせ」にならない都区制度に移行させるための戦いでした。

私は、日本維新の会という政党こそ、誰が代表になっても、政党が傾くことなく、しっかりと自民党の向こうを張って日本の経済社会、日本の外交安保をリードしていける、そんな屹立とした政党にならなければならないと考えています。自民党を見てください。結党から67年。どんな人物が総裁になっても、党自体はピクリともしません。

今回の日本維新の会初となる代表選挙、国会議員や地方議員も含め一人一票、完全平等の党員投票を公正なかたちで何としても成功させ、新しい政治の扉を拓こうではありませんか。明治維新から77年を経て迎えた終戦。終戦から77年となる本年2022年。日本維新の会「第二の十年」のスタートに相応しい「党員民主主義」の実現に挑戦を続けます!

【追記】特設サイトをオープンしました!

足立康史代表選挙特設サイト
https://www.adachiyasushi.com/

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