維新代表選の焦点は「一致団結」の制度化-国会と大阪の「府市あわせ」を回避せよ!-
昨日の読売テレビの報道で、維新代表選挙が最悪の事態に陥りつつあるのを知りました。最も懸念していた国会議員団の大多数(もちろん全部ではない)を推薦人に束ねる(と報じられている)馬場伸幸さんの陣営と、(もちろん一部ではあるが)大阪府議はじめ大阪の地方議員(もちろん国会議員もいる)の支持を得て立候補表明(すると表明)した東徹さん。
8月1日に先陣を切って私が出馬会見を開いた理由は、当に、こうならないために、現在の執行部(現状の延長線上)への対抗軸(争点)を鮮明にするためでした。東さんとも話をしましたが、結果的には、橋下さんがテレビで仰っていた国会議員vs大阪維新みたいな構図となり、いわゆるマスコミは、そうした構図で報道を煽ってくることでしょう。
しかし、全国で国会議員62名を擁するまでに大きくしていただいた日本維新の会は、これからが正念場です。大阪維新の会から生まれた日本維新の会が、かつての「府市あわせ」のように、国会議員と大阪の地方議員の皆様とが、事実上の派閥のように「血みどろの争い」を展開してしまえば、かつての自民党大阪府連と何が違うのでしょうか。
もちろん、党代表選挙は、立候補者とその陣営にとって、真剣勝負です。しかし、日本維新の会の代表選挙は、一人一票、国会議員も、地方議員も、一般党員の皆さまも、その一票は同じ価値。だからこそ、主役は党員だということを忘れては絶対にいけない、そう考えています。私が選挙ルール(党員へのアクセス等)について僭越ながら意見具申してきた所以です。
日本維新の会は、令和の日本にとって唯一の希望です。ここで党が、いわゆる派閥に分裂し党内抗争が激化すれば、これからの日本政治を誰が糺していくのでしょうか。統一教会との関係について調査さえできない自民党? それとも参院選の総括もまともに出来ない立憲民主党? 私は、日本維新の会が結党の原点を忘れずに、維新らしい政治を進めていく以外に道はない、と確信しています。
党代表選挙については、推薦人が派閥のメンバーリストのように扱われがちですが、私は派閥をつくりません。日本維新の会が統一地方選挙を勝ち抜き、野党第一党になって、そして「新55年体制」をぶっ壊すまで、私たちに派閥という内向きの内部抗争でエネルギーを消耗する余裕はありません。一致団結を制度化し、「総力戦」で党員・支持者、ボランティア、国民の皆様の負託にお応えしてまいります!
【追記】特設サイトをオープンしました!
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