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新しい「区割り」案と地元「北摂の未来」への責任

1.大阪の新しい「区割り」案

昨日、政府の衆議院議員選挙区画定審議会(区割り審)が、衆議院の1票の格差を是正するため、「10増10減」(小選挙区の数が変わるのは15都県)はじめ過去最多となる25都道府県、140選挙区の区割り案を勧告し、秋の臨時国会で公職選挙法の改正がなされる見通しとなりました。

2020年の国勢調査に基づいて、いわゆるアダムズ方式により小選挙区の数を配分することは、2016年の法律で決まっていましたので、機械的な計算となりますが、区割りの変更は、1票の格差を2倍未満(1.999倍←2.096倍)にするため、区割り審が区割り改定の作業を進めてきたのです。

大阪府は「10増10減」の対象外となり小選挙の数は19のままで変わりませんが、区割りの線引きが見直され、9区の池田市が8区(豊中市)に編入され、池田市を除く茨木市、箕面市、豊能町、能勢町の二市二町が新9区となることとが決まりました。

区割り見直しの背景には、1票の格差が2倍以上の状態が続いていた2019年から2014年にかけて行われた3回の選挙について、最高裁がいずれも「違憲」と判断したことがあります。2017年の選挙は格差が2倍未満に縮小し「合憲」と判断されましたが、去年2021年の選挙は格差が再び2倍を上回りました。

つまり、今回の区割り改定は、衆議院の1票の格差を是正し、憲法14条の「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とする規定を実現するための措置、国民の権利を守るための措置なのです。

2.池田市と「北摂の未来」

2011年春に大阪で政治活動をはじめてから11年、2012年12月の初当選から9年半、総選挙のたびに一騎打ちと言っていいほど対峙し続けた原田憲治前衆議院議員の本拠地であり、また、2011年大阪ダブル選挙で松井一郎幹事長(当時)と闘った倉田薫氏が市長を6期務めた池田市が、選挙区でなくなるのは、もちろん、私にとっても衝撃でした。

しかし、前述したように、今回の措置は、国民の権利を守るための措置であり、池田市の有権者の権利を守るための措置です。個々の政治家の思いや都合に左右されてよいものではありません。自民党が権勢を誇る一部の郡部では大騒ぎになり、衆院議長が矩を踰えてコメントする等の事案が発生しましたが、法律に基づいて、粛々と施行されるべきものです。

もちろん、池田市の未来、北摂の未来に対する私のコミットメントは微塵も変わりません。そもそも、北摂地域=小選挙区でいうと7区(吹田、摂津)、8区(池田、豊中)、9区(茨木、箕面、豊能、能勢)、10区(高槻、島本)は、ひとつのまとまりのある地域です。2011年には豊能地区(豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町)がまとまって教職員人事権の移譲を受けたり、防災協定を結んだり、行政連携はますます強固になってきています。

3.池田市の同志とともに

倉田市長を倒し維新公認の市長となった冨田裕樹さんの辞職を受けて、大阪維新の会公認で市長選に再挑戦し、池田市民の皆さまのお力で大阪府下初の女性市長に押し上げていただいた瀧澤智子市長はじめ多くの同志が池田市にはいます。

明日18日タウンミーティングでは足立もマイクを握ります!

そして、この10年間、ともに走り続けて下さった後援会の皆さま、党員支持者の皆さま、が池田市にはいます。大阪8区の漆間譲司衆議院議員、池田市在住の梅村聡参議院議員とも密に連携し、瀧澤市長を支えて、これからも池田・北摂のため、大阪・関西のため、そして日本のために、働いてまいりますので、変わることなく、今後ともご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

(参考)区割り図

区割り図(改訂案)
区割り図(現行)


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