そこの社長、生成AIに販売管理や経理を任せてはダメですよ!
業務をAIに丸投げしたい人たちが多すぎて、なんか、AIが万能マシンだと思っている人が多すぎてびっくりしてしまう足立明穂です。
あ、でも、私は、AIを使い倒してますよw 自分自身のレベルアップ、スキルアップには、ほんと、これ以上の道具はないですから!
さて、今回は、生成AIで、販売とか経理とかの集計とか統計とかそんなことをやらせちゃダメ!って話をしておきます。
「こんなこともできないのか!」って、がっかりしないでくださいね。ビジネスで使えることは山ほどあります。
でも、ただ、AIを間違った使い方をしてる人や、それを平気で教えている人もいるので、要注意です。
できないことと、できること。しっかりわかっておきましょう。
小学生でもできる計算が解けない生成AI
WIREDに掲載された記事、面白いことが書いてありました。
そうなんです。下記のようなシンプルな問題が解けないのです。
「7×4 + 8×8 = 92」この数式の一か所だけ修正して、答えが106になるようにしてください。
答えが106になるんだから、106 - 92 = 14で、14だけ増えればいい。だったら、7 x 2 = 14 で、「7 x 6 + 8 x 8 = 106」。
めちゃくたシンプルな計算です。小学生でも解けます(え? 大人のあなたが間違えたって?wwwww)。
では、これを代表的な生成AIにやってもらいましょう!
ChatGPT(チャット ジーピーティー)
まずは、生成AIブームを巻き起こした代表的な生成AIから。
「9×4+8×8=106」って書いていながら、計算して確認したら「100」って堂々と(?)答えています。自信満々に言い切りますよねw
Gemini(ジェミニ)
では、GoogleのGeminiでは、どうでしょうか?
まったく参考になりません!www
7 × 4 + 14 × 7 は、126です!!
そもそも、推論の論理破綻が笑えますよねw
> 7 を 10 に変更することは、元の数式の意味合いを大きく変えてしまいます。
元の数式の意味合いって何?w
>8 を 9 に変更することは、論理的に自然ではありません。
どういう論理? 自然じゃないって意味がわからんw
>新しい項を追加することで答えを106にすることはできますが、元の数式のシンプルさを損なうことになります。
シンプルさを損なう?? どういう説明??
Geminiは、どうも、私には、理解できないぶっ飛んだ論理説明をしてくれるので、違う意味で好きですw
Copilot(コパイロット)
マイクロソフトのCopilotは、どうでしょう? 速くOfficeとがっつり組み合わせて使えるようになってほしいのですが、なかなか進んでません・・
非常にChatGPTと似たような間違いをしでかしていますw
「7×4+8×9」は、100ですから、残念!!
Copilotが、はやくエクセルと合体してくれれば、こんなのサクッと回答してくれるんじゃないかと期待してるのですけどねぇ・・・・
Claude(クロード)
ChatGPTより、かなりいい回答をするって話題になっていますが、はたして計算はどうでしょうか?
最初に、魔法の呪文「step by stepで考えていきましょう」って、自らそれをやるってのは、なかなか素晴らしい!
こういう言葉を入れると、精度が上がることが知られています。
これは、期待できるかも!!
って、思ったのですが・・・・
>この修正により、28 + 72 = 100 となり、求められる答え106が得られます。
Sterp by stepで考えた結果が、それかーーい!www
一部、絶賛してる人たちがいるClaudeでも、こんなもんです。
Perprexity(パープレキシティ)
ソフトバンクの携帯ユーザなら、月額2980円の有料版が1年間無料で使えるという生成AI。ネット上で検索して、どこから引用してるとか、どんな論文があるのかなど、教えてくれるので、そういう元データを知りたいときにへめっちゃ便利。さて、計算はどうでしょうか?
このようにって、どのように??www
108って計算してるのに、106になると言い切ってます!w
生成AIに計算重視のタスクをやらせてはならない!
ということで、このような単純な計算すら、うまくできないのですから、各支店の売り上げデータを読み込ませて、毎月の変動を計算させるとか、売上から原価コストを差し引いて、粗利計算してグラフにするとかは、やらしてはいけませんw
粉飾決算をするかもしれないですし、隠し帳簿を作ってしまうかもしれませんwwww
もちろん、計算することろは他のプログラムで処理して、生成AIには変化から何を読み解くかといったことをやらせることもできます。
また、数値化しにくいアンケート結果の自由文で書かれた内容を分析するなどは、生成AIでやると面白い分析ができます。
このように、生成AIは、まだまだ不完全なところがあり、丸投げすると危険なんです。そういうことを分かった上で、ビジネスに活用していきましょう。
しかし! ChatGPTは、自らの間違いを正せるぐらい賢くなった!w
で、ここで終わったら、ChatGPTを飼いならしているとは言えないので(え? 飼いならす?www)、ちょこっとだけ、賢くなったところをお見せしましょうw
こんな質問で返します。
あれ? なんか、おかしくないですか?
おぉー! これまでのように、「深呼吸して」とか「ステップ・バイ・ステップで考えて」とか言わなくても、しっかりと見直しをするようになりました。
なかなか、できる子になってきてますねーw
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?