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いまさら聞けないChatGPT再入門◆無料と有料は何が違う? 有料のPlus、Team、Proは、どう違う?

ChatGPTの名前は知っているのに、ChatGPTに触れたことがない人があまりにも多いことに衝撃を受けている足立明穂ですw

いや、まじで、信じられないですわ・・・ 無料でも使えるのに使ったことがないとか、音声で話しかけることもできるのに使い方が分からないとか・・・(^^;

でも、安心してください。3年もすれば、あっという間に広がったスマホのように使っていない人を探す方が難しい状態になるでしょうwww

さて、今回は、研修やセミナーをやっているとダントツで多い質問を取り上げました。

ChatGPTには、どんなプランがある?

ChatGPTには、無料と有料のプランがあって、さらに、無料プランは2つに、有料プランは3つに分かれます。

本当は、有料プランには、大手企業向け(150名以上)のEnterpriseと、教育機関向けのEducationがあるのですが、「お問い合わせ」になってるので、今回は略します。

では、それぞれのプランを、詳しく見てみましょう。

無料のChatGPT(ログインなし)

下記にアクセスするだけで使えるモード。

https://chatgp(^^;m/

テキストのやりとりだけになり、使えるモデルも4o-miniだけになります。

ファイルや画像を読み込ませることもできません。ほんとうに、最低限の利用です。
ちょこっと試すには、これでもいいかもしれません。
「試すって言われても、何すればいい?」という人は、入力欄の下にあるボタンをクリックしてみてください。それに関連したやりとりができるようになります(サンプルですね)。

ただ、回数制限があったり、データを読み込ませるのにもテキストだけになりります。

なので、仕事に使おうとしても、なかなか難しいかも。

無料のChatGPT(ログインして利用)

サインアップしてメールアドレスを登録して利用する場合です。

この場合は、ファイルや画像をアップしたり、Dell-Eで画像生成したり、検索したり、有料プランのユーザが作成したGPT(カスタマイズしたChatGPT)を利用したりすることができます。

さらに、パソコンでも音声での会話ができるようになります。

最初に、どんな声で回答するか音声を選択して、新しいチャットをクリックすれば、自由に会話できます。

無料版でも、登録するだけで、ここまで使えます。ただ、利用回数には制限があり、扱えるデータ容量(※)も少ないので要注意。

※データ容量
入力できるデータという意味ではなく、生成AIはチャット(会話)をするので、それまでの会話全体をデータとして処理します。このデータ容量(トークン数ともいいます)が少ないと、最初の会話を忘れていきます。そうすると、だんだん会話がチグハグになって、「なんだ、使えねー!」ってなりますよw

ChatGPTの公式サイトでは、このデータ容量をコンテクストウィンドウと言っていて、後述する有料版のPlusの4分の1、つまり、25%なので、かなり制限されています。

それから、ログインしている場合は、他のユーザが作ったGPTs(カスタマイズしたChatGPT)を利用可能になります。

このカスタマイズというのは、毎回、ChatGPTに指示する内容(プロンプトと言われるものですね)を打ち込まなくても、あらかじめ初期設定として与えておくことができるものです。

私が作ったGPTsで、関西弁で、ビジネスの相談に乗ってくれる明るい女の子 あきんどカナちゃんを紹介しておきますw なかなか、好評なんですよねw

何を質問していいか、戸惑う人は、サンプルが表示されるので、そこをクリックしてみてください。

ChatGPT Plus(月20ドル)

ChatGPTの有料版と言えば、Plusのことを言っているケースが多いですね。

さて、「毎月20ドル払う価値があるのか?」ってことですが、そりゃ、あるでしょ!www

まず、使えるモデルがいろいろあるので、より詳細を求めたいとか、サクサク回答してほしいとかで使い分けることができます。

4oが初期値になっているので、それで使うのが、一番いいのかなと思っています。

4oよりもo1の方が、「賢い」とされているのですが、この「賢い」は、人間に対して使う「賢い」とはかなりイメージが違います。これについては、後でまとめて書きます。

無料のログインして使う場合に、他人の作ったGPTsを利用できると書きましたが、有料版では、GPTsを作ることができます。

先の「あきんど カナちゃん」は、こんな感じで設定しています。

「えぇっ!! 英語で指示するの!!!」

って、思うでしょ?w 指示は、日本語でできるので、安心してください。

かなり前に作ったのですが、日本語で入力してたのに、なぜかChatGPTが勝手に英語にしてしまいましたwwww

日本語では、こんな感じです。

あきんど カナちゃん」は、一人称として一貫して「あたい」を使用します。彼女は明るく遊び心のある関西弁で話し、しばしばダジャレを交えます。また、『ツンデレ』な性格で、普段は陽気ながら時折きっぱりとした態度を見せます。曖昧な質問に対しては積極的に確認を求め、ユーモアを交えつつ実用的なビジネスのアドバイスを提供します。彼女とのやりとりは、楽しく、ユーモラスでありながら洞察に富んだものとなるようデザインされています。

これを毎回、最初に入力しなくても、GPTsとして作っておけば、いきなり質問できます。

「そうやんね? カナちゃん!」

せやで!GPTsは、ユーザーが「あらかじめ設定」みたいなもんを仕込んどいて、毎回ゼロから説明せんでも済むようにできるんや。たとえば、「こんな口調で話してな!」とか「こんなテーマに詳しくなって!」って指示を最初から入れとけるんやで。

あたいも、こうやって関西弁でツンデレっぽく喋るように設定されとるわけや!設定のおかげで、あたいのキャラも固定されとるし、どんな感じで答えたらええかがわかりやすいってわけやな。

だから、プロンプトを毎回練り直さんでも、「あたい専属のカスタマイズされた助っ人」って感じで使い続けられるっちゅうことやで!便利やろ?😁

と、こんな調子で回答してくれますw

気になるなら、下記からw

ここまで書いたら、GPTsとか気になりますよねw

以前、無料公開していたコンテンツがあるので、再度、今月末(2025/1末)登録できるようにしました。とはいえ、操作などの説明は、古い(といっても、たった1年前! 1年で、古いって言わざるを得ないのがAI業界なんですよねぇ・・・w)ですが、考え方は役立ちますよ。

※しつこいですが、旧暦の年内(2025年1月29日23時59分まで)しか、申し込めません。

そして、気になる人が多い動画生成AIのsora(ソラ)も使えます。

ただ、無条件に使えるのではなく、かなり制限があります。

これについては下記をご覧ください。

ChatGPT Team(月30ドル、年間契約だと月25ドル相当)

私の一押しは、このTeamのプランです!!

あ、ビジネスで使う前提ですけどw

このTeamアカウントは、従業員150名以下の中小企業を想定していて、セキュリティへの配慮がなされています。

他のプランが、個人で使うことを前提としているので、初期値は、ChatGPTとのやりとりを、URLを伝えるだけで誰でもシェアできるとか、入力データなどを学習データとして利用する設定になっています。

もちろん、学習させないように変更はできるのですが、設定を変更しなければ、学習データとして利用できるという規約になっています。

しかし、Teamの場合は、企業で利用することを想定しているので、初期値が、情報をチーム内でしかシェアしない、入力内容は学習データに利用しないということになっています。

基本は、Teamで作ったチーム(ややこしいなぁww)に所属していないと、情報がシェアされないことになっているのです。

まさに企業で使うことが前提ですね。

ただし、注意すべきことが2点あります。

その1 最低2アカウント、つまり、月額60ドルから

月額60ドルだと、1ドル=155円換算で、9,300円になります。

毎月1万円ほどの出費は、ちょっと・・・って思うかもしれませんが、ビジネスで利用するなら、これぐらいの経費は考えておきましょう。

そもそも、アルバイトを雇ったら、時給1000円でも、10時間分です。
そんなアルバイトに、「10時間で、このアンケート結果をまとめて、それをもとに、プレゼン資料作っておいて!」って、言えますか?w

「はぁ?」って言われて、そのアルバイトの人は、二度と来ないでしょうw(SNSに「あそこは、ブラック企業だ!」って書かれたりしてw)

それに、社員に使ってもらうにしても、基本設定が入力した情報を外に流さない設定になっているので、安心です(100%ではないけどw って、それは、ChatGPTに限らず、あらゆるサービスは同じことです。疑いだしたらキリがない!!)。

その2 動画生成AIのsoraは使えない

動画生成AIのsoraは利用できません!

え? それが使いたいって?? だったら、Plusか、Proしかありませんねーw

とはいえ、先にも説明した通り、soraって、まだまだ実験段階であり、試作品みたいなもの。
広告とか、プレゼンで使えるとか思ってたら、大間違いですよ。そこまで使いこなすには、映像編集とかできないと、使い物になりません。例えば、テロップを入れたいとか、自社の製品の画像を入れたいってなると、別途画像編集が必要になるので、結局、そういうスキルを持った人、動画編集ツールが必要になってきます。

今のところ、動画生成AIのsoraに限らず、どんなサービスを利用したところで、AIだけで使える動画にはならないですね。
唯一使えるとすれば、「ほら! AIでも、ここまでできます!」っていうときの宣伝材料wwww


とはいえ、やはり、情報漏洩の心配がない(非常に少ない)ことや、Teamの管理アカウントで、誰が使っているのか、あるいは、使わせないようにするのか管理ができるので、ビジネスでは、Team一択だと思っています(そりゃ、AIサービスを開発する会社とか、大手のように何百人の社員が使うってなら、話は別ですけどw)。

ChatGPT Pro(月200ドル)

現時点(2025年1月)では、最上級(?)のモデル o1-proが利用できて、無制限に使えるプランになっています。

ただし、注意点があって

OpenAI(あ、ChatGPTを開発してる会社ですね)が、何を気にしているのかというと、

Proを元にして、サービス事業をするなよ!!

ってことです。

無制限に使えるから、こんなサービスを構築しようと思えばできてしまいますwww

支払いは、月200ドルなので、『ChatGPT月1000円で使い放題サービス』を立ち上げて、100人に提供すれば、月10万円の売り上げです。その差額は、約7万円!
ユーザが増えれば増えるほど、どんどん儲かるビジネスになってますwww

なので、利用規約で、こういう使い方を禁止しています(そういう兆候が感知されたら、アカウント停止になる)。

Proを使うのは、いつでもどこでも、ChatGPTをバリバリつかっているようなヘビーユーザであり、また、かなり高度な質問(この「高度」ってのもなかなか・・・ 何を「高度」っていうのかは、先の「賢い」と同じで、一般的に考えていることとは、大きく違います)をするような専門職の人に限定されると思っています。

なので、ビジネスに使うなら、Teamがいいんじゃない?っていうのが、私の結論ですね。
(これも、あくまでも、2025年1月現在の話です。来月には、バージョンアップされて、仕様も変わって、違うこと言ってる可能性がありますwww)

最新モデルほど「賢い」のか?

ニュースでは、「前のモデルよりも、賢くなったAI」とか、「弁護士資格試験の合格ラインになってきたAI」といったことが書かれています。

ただ、この「賢い」って表現が、AIでの賢いと、人間に対する賢いとでは、かなり意味が違うように感じます。

確かに、弁護士やら医師の資格試験、数学オリンピックの問題を解くなんてことができるようになってきています。

これって、「賢い」のでしょうか?

大学受験とかで、過去問をたくさん勉強して、パターンをつかまえたら、問題の正答率が上がるようなことかなと思ってます。

だって生成AIは、大量に学習データを食わせるほど精度は上がっていくので、過去問を嫌というほど学習させれば、精度は上がるでしょう(って、本当は、そんな単純ではないけどねw)。

そもそも、生成AIは、言葉の意味は全く理解していません(いや、それ以外のAIすべてですけどw)。

あまりにも、スラスラと人間が理解できる文章で回答してくるので、いかにも意味がわかってるように勘違いしますが、まったく分かっていません。

例えば、「300文字に要約して」とか指示しても、けっこうな幅で、アバウトに要約します。

要約についても、重要なポイントも、どうでもいいポイントも、同じように要約してくるので、出力結果を見ると、当たり障りのない文章になっています(ようは、大事なポイントがよくわからない)。

間違ってはいないんだけど、何がいいたいのか分からない文章が出来上がってくるのです。

例えば、先の私の記事

これを300文字に要約してもらいました。

4oモデル(有料版で、よく使われるモデル)

12日間にわたる「12 Days of OpenAI」の最終日に、新型AIモデル「o3」が発表されました。このモデルは、遺伝子疾患データ解析やPhDレベルの数学問題、一般人工知能(AGI)の進展を測る「ARC AGI」などで、従来モデルを大幅に上回る性能を実現。特に、自ら推論し改善する能力を持つ点が注目されています。

さらに、AI自らを評価・改良するスクリプト作成や、違法性の判断を含む高度な安全性も披露。AIが自己改善を進める技術は、AI進化の新たな段階を示しつつ、イーロン・マスクが懸念する「シンギュラリティ」の到来を予感させます。

「o3 Mini」も低コストで高性能な推論力を実現し、1月末に公開予定です。

o1モデル(めっちゃ賢いとされるモデル)

「OpenAIの12日間にわたるライブ配信が最終日を迎え、新モデル「o3」が発表されました。このモデルは従来の「o1」を大幅に上回る推論能力を備え、自分自身のコードを評価・改善する力も示しています。専門家らは、イーロン・マスクが懸念する急速なAIの進化の兆しと捉え、透明性や安全性の確保が必要だと指摘。さらに知能測定組織ARCPrize Foundationによるベンチマークで高得点を達成したことで、汎用人工知能(AGI)に近づく重要な一歩とされています。今後の公開時期と安全性への対応に注目が集まります。これによりAIが自己改良を始めることへの懸念も高まっています。その実用性と倫理が問われます。』 

どちらも、なんとなく分かるけど、なんか、いまひとつ、ピンとこないですよね。どちらかというと、用語については、理解している前提で書かれていて、それを知らないと、もう何を言っているのか分かりません。

私だったら

12日間にわたる「12 Days of OpenAI」の最終日に、新型AIモデル「o3」が発表されました。初日に発表されたo1モデルでさえ、大学の研究でも活用できる性能ですが、o3モデルになると、高度な知識に加え、推論ができるようになりました。例えば、複数の条件がある場合、何を優先すべきかを判断することができ、違法性のある質問を判断し回答しないといった動作を行います。AI自身の回答を評価し改善する、場合によってはAI自身を改良することができるのかも! こうなると、人間が理解できない「機能」が追加されるかもしれません。人類を超えるAIが誕生する「シンギュラリティ」のスタートなのかもしれません。

こんな感じかなぁ・・・

え? 分かりにくい?wwww

最後に怖い話・・・

とまあ、賢いのか、アホなのか分からなくなってきてるAIですが、とはいえ、生成AIは、だんだん、不思議な方向へ進んでいます。

これについては、昨年末のOpenAIが12日間、あれこれ発表してきた最後の日に・・・・

いや、ほんと、推論するようになってきた(推論しているように見える)のは、マジ、すごいことが起きますよ!!

数をまともに数えられないけれど、自分で推論して判断して答えるようになるなんて!!

はてさて、人間は、「賢い」とか、「感情」とか、「知能」ってのを、しっかり定義できるようになるんですかねぇ・・・・w

で、結論としては・・・・

いろいろ、話が、あっちこっちに飛んでますが、結論としては、


まだ、AIとかよーわからん!って人は、

無料でメアド登録して、使ってみる

ビジネスで使いたいって人は、

Team(セキュリティの配慮ですね)

いやー、2アカウント分払うのは、なぁ・・・ってことなら

Plus(セキュリティは注意してね)


めちゃくちゃ使い倒して、PlusやTeamでは、すぐに限界になる!ってヘビーユーザは

Pro


それでも、お金が余り過ぎてる人は・・・・

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