【なぜあなたの農業は儲からないのか】儲かりにくい農業を生業にする理由
静岡県浜松市で果樹農家をする3代目の農家がどのようなことを学んで農業を経営していったかを伝えるブログです。農業で儲けようと思っている人、新規就農者、農家の2代目の方におススメのブログです。
農業が儲かるためには高いハードルがありました。
しかし、そんな現実を学んでもどうして農業を続けていったのか。
それは自分が情熱を掛けられることだからです。
農業の儲かりにくい構造を知ったとき、農業をやめたほうがいいのでは?と思ったこともありました。しかしそれは、逆に今までなぜ農業をやってきたのかということを改めて考える機会でもありました。
そして自分にとって農業が情熱をもって取り組めることだということに気が付きました。
・果物の直接販売でお客さんに売っている時が楽しい。
・物を作ることが楽しい。人を喜ばせることが好き。
・地元の環境をこのままきれいに保っていきたいと思っている。
MG(マネジメントゲーム)や、経営の勉強会を通して経営の師匠から「会社の経営」とともに「人生を経営する」ということも教えていただきました。お金を儲けるというだけではなく、
自分がどのような人生にしたいのか
どんな会社にしたいのか
どんな人になりたいのか。
私の中で農業を生業とするというのは自分の人生の経営をしていく中でお金を儲けることより情熱をかけられることだったのだと思います。
しかし、情熱だけでは人は食べてはいかれません。
仕事を成功させるのに必要なものは
「知識」×「能力」×「情熱」
と言われます。
経営の勉強を始めたばかりの自分には「知識」はないし「能力」もありませんでしたが、農業で成功したいという「情熱」はありました。だからこそ、今までしたことのなかった苦手な経営の勉強を始めてちょっとずつではありますが、「知識」と「能力」を高めていくことが出来たのだと思います。
そして現在では農業で食べていけるようになりました。これから農業を経営していきたいと思っている人は、自分の中の
「どうにかしたい」
「変わりたい」
「こうなりたい」
と思う欲求に向き合っていってほしいです。私も「どうせ自分なんかがやっても無駄だ」と思うことが多いです。今でも「まあいいや」でサボってしまうことがあります。しかし、立ち止まっても、また歩き出しここまで来ました。やりたくないことでもやらなければいけないときもありますが、そんな時は自分がこれからどうなりたいのか思い返してみてください。そして時には立ち止まってもいいので、歩みを止めないようにしていって欲しいです。
さて次回からは、こうした現状を知った自分がどんなことを学んで、どのように行動したかを書いていきたいと思います。100%の答えではありませんが、あなたのお役に立てれば幸いです。