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悩むということは、停滞の状態ではない

皆さんは悩み続けていることはありますか?

私は長年の悩みがあります。

ずっと解決策を探しているのですが、まだ見つかっていません。

同じところをぐるぐると回り続けているようで、一歩も進めずにいる自分に嫌気がさします。

変えることができない状況に焦りだけが募る。

程度は違えど、似た境遇の人もいるかもしれません。

ここ数日、森博嗣さんの赤目姫の潮解という小説を読んでいるのですが、このような文章がありました。

悩むということが、すなわち停滞の状態ではありません。反対です。その思考による停滞こそが、貴方の存在の証ではありませんか?そう考えれば一転して、既に存在は証明されているも同然。思考もまたアルゴリズムの流れであり、表に光や形を出力しなくても、自身の中では歴として刻まれるもの、存在するものです

翠霞の宮殿へ/赤目姫の潮解

表面的には停滞しているように見えても、自分の中では思考が積み重なり続けている。

悩み続けているということは、思考し続けているということ。

完全なる停滞ではない。無意味ではないと少し救われました。

まだ解決できないのなら、悩み続けるしかない。考え続けるしかない。

そしていつか、納得のできる自分なりの答えが見つかることを信じて。

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