AD HOT 40 Ver.2023.02 (10 - 1)
2023年2月に特にハマった40曲をカウントダウン形式で紹介します。
ここでは10位から1位を紹介。
No.10:Never Let Me Go / Moon Sujin
元々はMOONとしてデビューした韓国のR&Bシンガー・Moon Sujinが
Moon SujinはこれまでK-POPシーンや韓国のHIPHOPシーンとのコラボも多数行ってきており、各方面でその歌声が評価されています。そして自ら作詞作曲もこなせるSSWとしての資質も兼ね備えた要注目の存在です。
この曲ですが、聴いた第一の感想としては、とにかく気持ちいいトラックと歌声のマッチ度合が半端ない、というものでした。やはり韓国のR&Bシーンは上質な曲が数多く存在する、ということを改めて確認するきっかけにもなりました。
また、作曲者として「ANTIFRAGILE」(LE SSERAFIM) や「off the table」(Ariana Grande feat. The Weeknd) などを手掛け、K-POPシーンで活躍する日本人プロデューサーのshintaro yasuda氏がクレジットされています。
No.9:Heavy / Leina McKenzie × Happy Cat Jay
ウェールズ出身のSSW・Leila McKenzieとUKのプロデューサー・Happy Cat Jayが昨年8月12日にリリースしたナンバーです。
昨年完全に見落としていた超上質なド直球UKガラージであり、Leilaの歌声がトラックにぴったりと言ってしまっていいほどハマりきってます。
ある意味歌ものUKガラージのお手本のような存在、と言っても過言ではないかもしれません。
No.8:listen up (High Contrast Remix) /SOLOMON
UKのプロデューサー・SOLOMONが昨年11月にリリースした「listen up」を、ドラムンベースの大御所・ハイコン先生ことHigh ContrastがRemixしたバージョンが2月3日にリリースされました。
R&Bナンバーをドラムンベース調にRemixすると何とも言えない落ち着きが感じられ、高揚感の中に浸るチルなテイストが個人的にたまりません。この曲なんかはまさに落ち着きの感じられる上品なドラムンベースRemixであり、完全にドツボでした。
No.7:奇跡が足りない / 家入レオ
18位で取り上げた「君に未練はないけど、恋に未練がある」に続くアルバム『Naked』からの1曲です。
多分レオさんにとって初めてとなるダンスチューンなのですが、普段からダンスミュージックばかり聴いている身としては「まさにこのテイストが欲しかった!」と心底思った1曲です。
レオさん自身も湿度の高いダンスチューンを作りたかったとのことですが、この路線しばらく継続でお願いしたいところです。まあメロ専でも音作り先行でもなく、あくまで「想い専」のアルバムなので、この点で評価すること自体もしかするとナンセンスなのかもしれませんが。
No.6:LLYLM / ROSALÍA
スペインの歌姫・ROSALÍAが1月27日にリリースしたナンバーです。
ROSALÍAといえば、昨年リリースしたアルバム『MOTOMAMI』が名盤であっただけに、新作への期待値が高まっていましたが、しっかりとフラメンコ要素も感じられるエレクトロテイストが個人的にかなり刺さりました。
ジャケットを見る限りどこかPinkPantheress風味のある曲に仕上がっているのではないか、という予感もしていたのですが、その予想は外れました。ただめちゃめちゃいい曲です。
No.5:Wait For It / salute
マンチェスターを拠点に活動するプロデューサー・saluteが2月6日にリリースしたナンバーです。
今回はTechnicolour、すなわちsaluteとして初のNinja Tuneからのリリースになります。
リリース前後のタイミングで放送された「BBC Radio 1's Future Sounds with Clara Amfo」においてHottest Recordにも選出され、ホストのClara Amfoも絶賛のコメントを寄せていました。
2023年の現場を盛り上げること間違いなしのキラーチューンでしょう。
No.4:Fly To You / Caroline Polachek feat. Grimes and Dido
アメリカのSSW・Caroline Polachekですが、2月14日にアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』をリリースしました。そこからの1曲として、GrimesとDidoが参加した爽やかなドラムンナンバーをピックアップしました。
このアルバムですが、多様なジャンルのダンスミュージックが網羅されており、聴き応え抜群の1枚となっており、各方面で絶賛されている1枚でもあります。早くも2023年のダンスミュージックにおけるベストアルバムなんていう噂まであるほど。
1曲のピックアップでは正直足りないので、ぜひチェックしてみることをオススメします。
No.3:Rhythm House / Krakota
UKのドラムンベースプロデューサー・Krakotaが2月3日にリリースしたナンバーです。
なんといっても特筆すべきは清々しいほどのピアノの乱れ打ち度合。こんなことされたらドロップでアガるしかありません。
個人的に早くも2023年ベストDnB候補です。
No.2:Ceremony / Skrillex, Yung Lean & Bladee
2月17日に待望のアルバム『Quest For Fire』をリリースしたSkrillexですが、その翌日にもう1枚のアルバム『Don't Get Too Close』をサプライズリリースしました。
『Quest For Fire』がクラブ向けのハードなトラックが収められた1枚であるのに対し、『Don't Get Too Close』はポップ路線のナンバーが収録されたリスニング向きの1枚となっております。
そこからピックアップしたのが、スウェーデンのラッパー・Yung LeanおよびBladeeとコラボしたこのナンバーです。
あのSkrillexがここまできれいな2ステップナンバーを作ること自体がまず驚きなのですが、それにしても本当に聴きやすいです。
『Don't Get Too Close』からは他にも「3am」や「Mixed Signals」なども好きなのですが、とても40曲の枠に収めるのが難しかったので1曲に絞りました。
No.1:Baby / camoufly
新進気鋭のプロデューサー・camouflyのEP『In Plain Sight』から、11位でピックアップした「Always」に続き2曲目のピックアップとなりました。
なんでしょうか、この綺麗すぎるビートは。クラブでかけたら確実にアガりそうな「Always」とはまた異なり、一気にエモーショナルな気分になるキラーチューンです。
個人的に早くも2023年ベストトラックの予感がしています。今のうちにcamouflyを推しておきたいと強く感じさせる良き曲でした。
以上紹介した40曲について、こちらのプレイリストからもぜひ。