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【MTG】ベルチャーその4 【モダン】

それは〇れる屋のモダンメタゲームのデッキ一覧を見たときのこと

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【ベルチャー】 ”デッキ使用率1.45%”  ”デッキ数6”(9月3日)
青赤果敢や赤単・ヨーグモスと同じ数ってマジ?????こんなモノ好きなデッキを使って勝ち上がってるやつが結構いる???ということだったので、デッキリストを見てみると、すべて小道の再交差を使用しているものだと気づきました

と、いうわけで今回は上記のベルチャーに搭載されている小道の再交差型について自分の思っていることをつらつらと話していこうと思う

小道の再交差について

小道の再交差/Recross the Paths
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上のカードを、土地カードが公開されるまで公開し続ける。そのカードを戦場に出し、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。対戦相手1人と激突を行う。あなたが勝ったなら、小道の再交差をオーナーの手札に戻す。
(激突を行う各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードを一番上か一番下に置く。自分のカードのマナ総量の方が大きいプレイヤーが勝つ。)

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普通のデッキで使うとランダム土地加速+不確定再利用だが
ベルチャーで使うとデッキ全部を好きにいじれると書いているソーサリー

もちろんデッキ全部を並べ変えただけでは勝ちきれないので、
勝ちきれるようにカードを仕込む

主に仕込む"基本的なカード"は以下の7枚
《魂の再誕》※デッキトップか2番目に必ず仕込む
《髑髏砕きの一撃》
《タイタンの契約》
《業火への突入》
《捨て身の儀式》
《アイレンクラッグの妙技》
《ゴブリンの放火砲》

やり方はすごーい単純 
① 魂の再誕の奇跡で手札全捨て7枚ドロー
② 3点払って鎚の山道、髑髏砕きをアンタップインで出す
③ タイタンの契約を唱えた後、トークンを生贄に業火への突入を唱える
④ 捨て身の儀式、アイレンクラッグの妙技を唱え7マナを確保
⑤ 4マナでゴブリンの放火砲を唱え、残りの3マナで起動しフィニッシュ

さっくりとは書きましたけど、これは奇跡後に使えるマナが0の時の場合を想定した形なので、マナが十分確保できるのであれば、否定の契約などの妨害対策を入れることや、サイドから巣穴からの巣窟・ぶどう弾などを仕込んで大量の魔力変からストーム勝利を狙うこともできる
要は4マナ貯めてアイレンクラッグを撃ち、ベルチャーが打てる状況になればいいだけなので、足りないコンボパーツをトップに仕込むだけでもOKだ

昇天ループの存在

ベルチャーにすべてを頼ってしまっているこのデッキは、メインやサイドボードで外科的摘出や真髄の針などで止められてしまうと勝ち手段を失ってしまい、ただのサンドバックになってしまう
対策カードをサイドインして防ぐものではあるのだが、それ以外の価値手段として最近使われるようになったのが紅蓮術士の昇天

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やり方としては少し複雑ではあるので、ものすごい簡単に言うと

・紅蓮術士の昇天のカウンターが2個溜まっている
・墓地にバーラゲドの復活がある
・手札に魔力変・バーラゲドの復活・発熱の儀式がある


この条件下で各スペルを撃つと、それぞれがコピーされて唱えることができるためループ手順を達成すると1度のループで赤2マナと2ドローを得ることができる

※有志の方がTwitterに使い方を画像で出しているので
 詳しいループ手順はこちらをどうぞ

半無限マナ半無限墓地回収により、
棘平原の危険で1点×20をしてライフを削りきるか、
歌狂いの裏切りで相手の生物を全部奪って殴りきることが勝ち筋である

基本こんなものを素でそろえようとすると大変なので、小道の再交差を使って確実にループして相手を倒そうっていう奴だ

個人的には願い/Wishを1枚積むことでサイドボードからぶどう弾を持ってきて直接倒すのも悪くない気はする デッキの構築次第かな

妨害手段

長々と書いてしまったが、小道の再交差は「死刑宣告」をするカードだ
しかし、宣告であり確定ではないので、妨害できる手段は存在する

・思考掃きなどの切削カード
基本プランとして魂の再誕で7ドローした結果何かをするということになるので、切削カードでデッキをいじられると途端にプランが瓦解する
せっかく組んだものを思考掃き1枚でオジャンにされると、なにもできないまま終わってしまうことが多々ある

・打消し
まぁこれですよね 魂の再誕で撃たれてもきついですが、一番きついのはアイレンクラッグの妙技の後のベルチャーで撃たれること これをされると全部リソース使い切った後なので本当に何もできない
現状昇天ループを採用しているものが入賞しているのは、こちらも否定の契約を構えて動けるから……というのもあるとは思ってます

不屈の独創力型との比較

前々から私のNoteで書いている通り、モダンのベルチャーには大きく分けて2つの種類がある。「小道の再交差型」と「不屈の独創力型」だ

小道の再交差型
◎再交差を撃った場合、複数のプランが取れる
◎サイドボードに自由なカードを入れれる
×再交差を撃ったときに手の内が読まれやすい
×立て直しが非常に難しい
×再交差で仕込む際の思考時間の長さ

不屈の独創力型
◎キルターンが再交差と比べて早い
◎対策カードがメインから入る(君は呪いの彫像を見つけた など)
×宝物トークンが場に無いと独創力自体が打てない
×妙技に頼ってしまうので、打消しに弱い
×アーティファクトの対策カードをサイドボードに入れにくい

再交差型は最近昇天ループも入ったことにより、少し覚えることが多くなってしまったことが懸念事項としてあげられるが、独創力型にはないサイドボードの自由さがある
どちらも一長一短のものではあるが、使うときには自分に合ったデッキタイプを握ろう

おわりに

私もまだベルチャーのデッキを握って少ししか経っていないので、デッキを解説するということはできるものではないのだが、ちょっとでもベルチャーというデッキに興味を持っていただけたら最高です

みんなで2ターンキルして 相手の顔をゆがませよう

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