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セリフの覚え方
セリフ覚えが悪いので俳優を目指すことを躊躇している、というコメントがあったのですが、
そういうのは病気や怪我による記憶力低下でなければ、努力でなんとかなるもんです。
例え先天的な病気を持っていたとしても、本気でやりたいことの為に努力を惜しまない人はたくさんいます。
私の生徒でも、知的障害を抱えながら頑張っている方がいます。
なので、正直なところセリフ覚えを理由にやらないのであれば、本当にやりたいことではないんだと思います。
では具体的にどうやってセリフを覚えたらいいのかというと、、
残念ながら、コレ!と言う答えはありません。
自分が覚えやすいやり方を見つけるというのが一番で、唯一の方法です。
いくつか例を挙げておきますね。
まず、セリフを正確に覚える前に、そのシーン全体の流れや目的、演じるキャラクターの心情や目的を理解しておくことが大事です。←これマジで重要
脚本読解ができた上でセリフを入れ始めた方が圧倒的に早いので、覚えるのは後回しにするのがおすすめです。
が、脚本読解にも時間がかかるので実際は同時進行が多いかもしれません。
●受験方式(と私は呼んでいる)
下敷きで教科書を隠しながら覚えていたあの頃と同じことを台本でやる。
●全てのセリフを手書きで書き出していく
千葉真一先生は必ず自分のセリフを紙に書き出していました。その上で↓
●誰かに相手役をやってもらう
モノローグを覚える場合には使えませんが、会話は相手がいた方が圧倒的に覚えやすいです。
相手役をやってくれる人がいない場合↓
●録音する
自分で相手のセリフを録音します。自分のセリフの部分に間を開けて。映画「ドライブ・マイ・カー」の感じですね。
私がどうしてもセリフが頭に入らなくて困った時にやったことは、自分のセリフも含めて全て録音して、
ひたすら聞くということをやりました。これは方言で喋らなければいけない時に、耳で覚えられるので特に有効でした。
●とにかく歩きながらブツブツやる
動きながらだとセリフが入りやすいという人は結構います
こんな感じでしょうか。他にも人それぞれやり方があると思います。
まずは台本を読み込むこと。
そして色々試して、自分に合う方法を見つけてください。
台本によって、セリフを書いた脚本家によって、覚えやすかったりぜんぜん入ってこなかったりします。
いつもの方法でうまくいかない時は別の方法を試してみるということも大事ですよ。