「その夜の侍」赤堀雅秋監督
雨が止んだ後の、堺さんの言葉が凄い。
この作品の全てが、その一言に凝縮してる。
そうなんだよなぁ。
この主人公の5年間は、普通に生きていけていれば、歩まなくて良い時間だった。歩む必要のない時間だった。
でも、何故彼にこの様な災いが降りかかったのか。
そして、そんな理不尽を何故、加害者ではなく、被害者側が受け入れる事でしか解決しないのか。
すごく理不尽だと思う。
事故というのは特に。
狂ってる堺雅人さんのお芝居は初めてみたなぁ。
もう最初のカットから、ヤバい。
動きが正常じゃない。
でも、
容赦なく、世間体や時間は襲いかかってくる。
堺さんの周りが、みんなフランクな感じだからこそ
嫌でも浮き上がってしまうテンションの隙間が、妙に痛々しい。
時が止まってしまったら、その原因と向き合うしか方法がないのかもしれない。
軽はずみな行動一つで、人様の時間を何年も止めてしまう事になる。だからこそ、しっかりと考えながら生きて行くべきだと、何だか、心が改まった。
それにしても、雨が止んだ後の、孝之さんにかける堺さんの言葉は、重いなぁ。凄かった。
あと安藤サクラさんと、堺雅人さんのシーン。
個人的にとても好きだった。
何か自分を見つめ直すキッカケの一つにはなったんだろうな。あの楽観さが。
何がどこで、どう拾われるか分からない。
その分言動には気をつけなきゃダメだけど、
自分が気づかないところで、色々と誰かが救われてたりすると、なんか嬉しい。
僕は、生きてる意味を感じます。
自分の価値は自分で決めるんだ。
是非観てみてね😁
最後まで読んでくださってありがとうございました!!!!
みどりやいずK
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