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映画「正体」を観に行きました。
藤井道人監督の映画「正体」を今更ながらに観に行きました。
誰も信用することは出来ないけど
信じる事を諦めたくない。
その心を終始感じていた。
信じる。
この心は素晴らしいものだと思う。
この世の中は需要と供給で成り立っていて、その間をお金や紙切れが仲介している。
一つ一つのやりとりの価値や約束が目に見える形として存在するから、安心できる。
でも、信じるという事に関して形は目には見えない。お互いの心と心に目には見えない形の契約書が存在していると、自分が思い込んでるだけである。
いつ崩れてもおかしくない、相手主体の概念のようなものに安心を置くという事が、信じるという事だと僕は思っている。
すごく怖い事だと僕は感じる。
何故怖い。
それは、信じたものに裏切られてしまう可能性が少なからず存在するから。
何故裏切られるのが怖いのか。
自分の信じたかったものや形が崩れるから。
何故崩れる事が嫌なのか。
信じれるものがなくなってしまうと思うから。
結局、信じる事が怖いというのは自分自身を信用していないからなのかもしれない。
その怖さに安心を置く事ができるようになれればこの世界をもう少し違う見方が出来るのだろうなとも思うし、また一つ強くなれるんだろうなとも思う。そして心が豊かになるのだと思う。
僕にはまだそれは完全には出来てないから、相手を信じる事が出来る人はすごく素敵だなと感じます。
吉岡里帆さん、素敵だったなぁ。
それをうける横浜流星さんも、とても良かった。
色んな感情が流れてた。
横浜流星さんの自分を信じる信念が、
とても強くてかっこよかった。
彼の様に、この理不尽で不条理な世の中に対して、
信じる事を諦めないその強さは果たして僕にあるのだろうか。
この作品は凄い。
信じるしかない状況に置かれて初めて、自分の信念の強さが分かる気がする。
僕はやっぱり、強くなりたい。
彼の様にどんな状況でも、諦めないで希望を見い出せる心豊かな人間でありたい。
自分を信じれる自分にもっとなりたい。
面白い作品でした。
Netflixでも、今配信されております。
是非ご覧下さい。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
みどりやいずK