見出し画像

智光山公園 こども動物園様の野立て看板をクリエイト!【モノづくり実績紹介 Vol.1】

皆さんこんにちは、株式会社フェイスでアートディレクターをしております沼倉です!2024年3月より、お当番制で毎週メンバーが交代で記事を投稿することになりました。

さて、今日から始まる私のシリーズは、モノづくり実績紹介シリーズです!
インスタグラムで皆さんにご紹介している実績を制作サイドの視点で、少し詳しく素材や作り方についてお話ししてみようか?というシリーズです!

それではどうぞ!


智光山公園様の看板修理

今回の元記事はこちら!

智光山公園のこども動物園さんにある野立て看板ですが、ちょっとした事故で破損してしまったそう。
今回は以前と似た仕様の看板をもう一度新設したいというご相談でした。

屋外の看板はどうやってつくるの?

基本的な流れは、
①ご相談をいただく
②設置したい場所の調査、お見積もり
③お見積もり後OKであれば、具体的な設計・デザイン作業
④設計・デザイン確認、修正後校了
 (校了とはこちらでいきましょう!とOKをもらうことです☺️)
⑤施工の日取り確認、確定
⑥看板本体の制作
⑦施工
⑧施工完了!

上記のような流れでお仕事をさせていただいています。
今回の智光山公園様は弊社と近いので、すぐに現場の調査などにも伺うことができました。

関東近県をメインにご相談に乗っておりますので、何かお困りごとがあればぜひお問い合わせくださいね☺️

今回の看板の素材たち

今回の看板の素材たちは、こんな感じ。

【材質】
◼︎看板面:アルミ複合板・塩ビ出力シート貼り
◼︎枠・脚:鉄
◼︎基礎:生コン基礎工事

その中でも、メインのビジュアル掲示に必要な看板面がどのように作られているのかについてお話ししていきます!

素材1:アルミの複合板

アルミの複合板ってご存知ですか?私はこの業界に入るまでまっっったく知りませんでした(笑)
アルミの複合板とは、発泡ポリエチレン樹脂をアルミニウムでサンドイッチした板材です。
なんぞや!?と思われると思いますが、写真見せますね。

アルミの複合板。うちではカットマシンでこんな文字カットもできちゃいます〜
横から見たやつ。うっっっすいアルミの板でサンドされてるのだ


要は外の看板などによく使われる、硬くて結構長持ちするいい感じの板です。(笑)
メーカーさんによっていろんな呼び名があって、同等品でも三菱樹脂さんならアルポリック、福田金属さんならカラーエースなどなど、いろいろな名前で出回っています。

普通厚さは3mm厚くらいのものをよく使います。スチレンボードと呼ばれる板より雨にも強いし、外で使うならこれでしょ!といった感じの板です。
この板に、次に紹介していく塩ビタックっていうプリントシートを貼って仕上げていくわけです。

素材2:塩ビタックシート(ラミネートもするよ)

プリント中〜。

先ほどご紹介したアルミの複合板に、プリントした糊付きのシートを貼ってデザインを掲出していきます。
アルミの複合板に貼るためのシートが、塩ビタックシートというものになります。(でっかいよ!!)

塩ビタックシートってもっと何があるんだろう!?とか興味を惹かれた方は、弊社公式へのリンク貼っておきますのでぜひ見てみてください☺️

そして、塩ビタックシートにプリントが完了後、乾燥させます。
その後、屋外でも使えるように、ラミネート加工を行っていきます。
プリントした表面にラミネートの保護シートを貼り合わせていきます。
ラミネートをすれば雨も大丈夫、さらUVカット99%!
色落ちもしにくくなっています。
ラミネートは基本的にグロスとマットの2種類から選べます。

グロスラミ 発色が良いので食べ物の絵柄などにおすすめ!
マットラミ 光沢が抑えられて高級感◎

光沢があるかないかって感じです。携帯に貼る保護フィルムを思い浮かべてみればイメージつきやすいかもですね。
性能は一緒なので、お好みで選んでいただけますよ◎
面白いラミネートには他にも床用や、ホワイトボードになるラミネートなどもあります。
組み合わせは自由自在!

プリンターは大型の屋外用インクジェットマシン

プリント前にはデザインがなくちゃね

デザインはAdobeのIllustratorというアプリケーションでデータを仕上げます。(デザインやイラレの話は大好きですが、ここでははしょります😇)

あどびさんでデザインを作ります。あどび万歳

そのデザイン済みのデジタルデータを大型のプリンターで出力していくわけです!大型のプリンターってどんなもの!?って思いますよね!

こういうやつです。でかい

皆さんが家庭でよく使うようなインクジェットプリンタのさらに大きいやつ!といった感じです。エプソンさんの公式の動画で印刷している様子が見れるのでご興味あれば下からどうぞ〜

看板は、板+シートを貼り合わせて作られる!

上記にご紹介した素材を貼り合わせて看板が出来上がります。あとは現場で基礎工事+鉄の脚と枠を取り付けて、最後に看板本体をビス打ちして完成です!意外とシンプル。
貼り合わせているところは弊社ムービーでご覧いただけます!
(無駄に私も出てます。何これ恥ずかしいな)


いかがでしたでしょうか?
看板にはいろいろな作り方があり、今回はスタンダードな屋外看板に使われるアルミの複合板+塩ビタックシート+ラミネートのパターンをご紹介しました。

その他にもターポリンやFFシート、アクリル板タイプなど、いろいろな作り方があるので、また実績と合わせてご紹介できればと思います。
それでは〜!


フェイスのことがよりわかるHPはこちら


Faith Official Website

https://actof-faith.co.jp/

Faith Creative Office 特集ページ

https://create.actof-faith.co.jp/#feature

Creative Office プロモーションビデオはこちら!
https://youtu.be/RZMM6KQa8us?si=IZOwld9bE_L8W8Kt


SNSでは最新情報、実績を公開中!!


Instagram

https://www.instagram.com/faith.creat/

X(Twitter)

https://twitter.com/Faith__create


この記事を書いたのは…
株式会社フェイス CreativeOffice  アートディレクター 沼倉です

【 自己紹介 】
どれだけクオリティを落とさず、工数を減らせるか考えながら仕事をするのが好き。illustratorを社長が買ってくれた爆速Macでぶん回しているが、せっかちなのでたまにMacよりも早いことがある(!?)
好奇心旺盛で多趣味。 食べることが好き、毎日自炊。 ゆるキャンパー(ソロもいける)/ 週末ライダー(Kawasaki Z400) ゆるゲーマー(スプラ:元ハイドラX、Apex:プラチナ床ペロ) ゆるカメラ(Canon 1DX) などなど。