【ハプニングも楽しいね⁉︎】インバーカーギルってどこや〜〜〜?
日本列島、すっぽりと強い冬将軍に包まれてしまいました。
能登半島の被災地がこれ以上の被害に遭わないことを願うばかりです。
そんな中、私の住む北海道ニセコも夜半から暴風雪。
「本日、外へ出るべからず」と自分を封印し(あっ、除雪は別ね)、家の中でぬくぬくしております。
思えば先週の月曜日も天気は大荒れでした。
週末にいらしていたゲストさんたちが東京へ帰る日で、夕方早めにレンタカーで新千歳空港へと旅立っていきました。
千歳方面は遅い夕方あたりから天気が急変したようで、お一人の方の飛行機が欠航になり、あえなく札幌で一泊し翌朝早くに帰京されました。
そんな経過を伺っていたとき、ふと、むか〜しむかしの記憶が蘇りまして…
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高校を卒業後、私はすぐにアメリカへ渡りました。
1年ほど英語の勉強をして、帰国後すぐに観光専門学校に入り、ホテルや旅行のことを勉強しました。
当時はまだバブル真っ盛り。
大手のスキー専門の旅行会社に入社し、その後変遷を経て、スキー選手として活動をしながら、スキー関係の仕事に就いていました。
時が過ぎ、1998年の夏。
すでにバブルは終わっていましたが、少々マニアックなスキーヤーたちは、まだまだ海外スキーへと出かけていた時代です。
当時、契約をしていたスキーショップ企画のNZツアーに、添乗も兼ねて同行することになり、いそいそと準備をしつつ出発の当日を迎えました。
その企画は東北のスキー学校とタイアップしていて、某有名スキー教師の方は、先行して現地入りしていました。
私は後発隊を引き入れて現地入り、というやつです。参加者は10名くらいだったかなぁ…
行きの行程は、成田からクライストチャーチ経由で南島のクィーンズタウンへ入るルートでした。
成田を飛び立って半分くらい経過したことでしょうか。
機内に英語のアナウンスが流れてきました。
めちゃくちゃ英語に自信があった私ではありませんが、何やらよからぬことを言っているような??むむっ
「この飛行機は何だかの理由があって(ここは聞き取れなかった)、急遽目的地が変更になりました」
とのこと。
なぬー!!!
慌ててCAに聞きにいくと、CAもよく事情はわからないが「クライストチャーチではなくて北島のオークランドへ着陸します」ですと。
でもって、「とにかく乗り換えがあるので着陸したら急いで手配が必要」とまで言い放ちます。
ひ〜〜〜
個人ならともかく団体なので、こりゃあ大変だ!
オークランドからクィーンズタウンへ行く飛行機はありません(確か当時なかった)。
となると、オークランドからクライストチャーチへ飛んで、そこからまた乗り換えが必要となると、かなり面倒なことに。
しかしやるっきゃない!
まだまだ若かった私は、オークランド空港で走り回り、なんとか乗り継ぎをGETしてクライストチャーチへと到着することができました。
ちなみにその時は「荷物がどうなるか」は範疇外、まずは人間が着かないことにはなりません。
はい、それでなんとか無事に到着しました。
と言いたいところですが、不幸は不幸の中にやってくるんですねえ、、、
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ようやく目的地クィーンズタウン空港に着陸へ向けて飛行機が高度を下げていくとき、やけに揺れるんです。
いや揺れるを通り越して、もう危ないレベル。
あまりの揺れに嘔吐をしている人までいるという。
とうとう私たちが乗った飛行機は着陸を諦めて、はるか南へと飛んでいくことになってしまいました。
そう、NZの最南端にあるインバーカーギルというところへと降り立ったのです。
到着したのはすでに夜中。
それはそうですよね、そもそも遅れに遅れているわけですから。
結局、航空会社が用意してくれたバスに乗り込み、大雨の中、真夜中に数時間移動し、朝方ようやく目的地に到着できました。
このときこそ、「ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜」という音楽が鳴り響いたことはありません。
荷物?
一部の人はありましたが、もちろん全員揃うわけありません(苦笑)。
けど翌日の夜にはホテルまで届いたので、まぁヨシとしました。
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これにはオマケがありまして。
なんとなんと、日本への帰国便。
全員がビジネスクラスにアップデートされたんです!!
いや〜
「怪我の功名」とは、こういったことなんですね(にんまり)
思い起こすと五月雨式に、こういったハプニングが浮かんできました。
恥ずかしいけど、また書きますね!