自走型組織への道のり ~1年4ヶ月経過~
一人ひとりが自ら考え、動く「自走型組織」。アクティブコアでは現在、自走型組織を目指し、日々様々なことにチャレンジしています。
今回は私羽柴(@Hyde_Hashiba)より、代表目線でアクティブコアの自走化組織への取り組みついて、皆さんにお届けします。
自走型組織を推進する背景
元々、自走型組織を始めたきっかけは「私たちが提供したい価値を実現できる組織が自走型組織だった」という背景があります。
私たちが提供する価値は、データを起点に企業と消費者(お客様)との新しいコミュニケーションをデザインすること。そして時間の質を高め、誰もが活躍でき、働き甲斐のある社会を実現することです。
属人的な事業継続に悩む経営者やマネージャー、非生産的な作業で疲れている担当営業やマーケター、企業から無駄に提供される情報に霹靂している消費者(お客様)をハピネス(実りある豊かな人生)に変えることであり、そんな世界に変える「プロダクト」提供を目指してます。
この価値提供において、お客様に一番近い現場が一人ひとりが自ら考え、動く自走化組織の構築は必須であり、避けては通れない課題だと考えています。
価値提供のコアになるのは「人」
アクティブコアに関わる全てのメンバーは、顧客への課題解決を通して働き甲斐を感じ、充実した時間で満たされる人であって欲しいと考えています。
「働き甲斐」「充実した時間」の内容は人それぞれですが、一つの要素として「お客様の笑顔や感謝の一言」を一つでも多くいただけることが、やりがいに繋がるのではないでしょうか。
このやりがいを自らの力や周りを巻き込みながら作っていけることが自走型組織には求められます。
因みに、価値提供と言っても、お客様にとっての価値は企業毎に異なり一意ではなく予め決められた価値の基準はありません。
アクティブコアでは「我々が提供する価値は、現場で自社のお客様と向き合って施策立案に苦労している担当者や、お客様のエンゲージメントを高めることに試行錯誤しているマーケターをハピネスに変えること」と定義しています。
お客様に価値提供するACT(行動)も、プロダクトを通して顧客に価値提供するACT(行動)も、どちららも人がコアとなります。
私たちのあるべき姿として「自律的にACTする人がリードしてチーム力で克服しながら前に進み成果に繋げる組織」を掲げた際に、一番フィットしていたのが「自律自走型組織」であり、2022年4月から採用を開始した現在も、試行錯誤を繰り返しながら推進しています。
まず最初に行った「自走型組織の言語化」
自走型組織を始めた際に、まず行ったことは「言語化」です。一言で自走化組織と言っても、一人ひとりの認識や捉え方が異なるため、まずは会社として自走型組織の定義を決めました。
以下は、アクティブコアで定義した内容です。
言語化した内容をもとに、今度はメンバー一人ひとりの働き方に対するに認知を変えるために、戦略人事が中心となってファシリテーター役を担い、啓蒙活動を開始。
また同時に、役職や上下関係がないホラクラシーを実践している企業の導入支援(3ヶ月間)を交えながら、メンバー主体の自走型組織社内プロジェクトを立ち上げてスタート。並行して、共通認識のための言語化と制度設計、環境整備を行いました。
1年4ヶ月で取り組んだ内容
自走型組織の構築に着手し、1年4ヶ月経ちました。これまで言語化、制度設計、環境整備といった様々なことを行う中、スタートから今までを振り返ると、最初の10ヶ月間は自走化するための舞台準備に多くの時間を費やした印象があります。
自走化に取り組むにあたって、セルフマネジメント型チーム運営を実現されることが、最も困難で時間を要するだろうと想定していました。
まずは会社のバリュー(価値観)を宣言した後、組織体制の在り方・ミッションを定めて、チーム運営する上でのルール作りと、評価制度の刷新を重視した環境づくり行い、メンバーへの周知と認知レベルの向上を意識した取り組みを行いました。(各メンバーの認知レベルを向上させる取り組みは継続中です)
組織体制の在り方については、顧客に価値提供するバリューチェーンを「高める」「維持する」「創造する」に分類したチーム構成とし、各チーム毎に定義したミッションをメンバーが共有し合うことを推進しています。
以下は当社が定めたセルフマネジメント型チームによる運営ルールとなります。
まとめ
今回は、自走化に取り組むための舞台を整えるまでのストーリーをご紹介しました。メンバーも自走型組織を目指し、目下奮闘中です。取り組みを通して、これから各メンバーがどのような成長をとげていくのか楽しみです。
そして、この取り組みは現在進行系です。紆余曲折の中、成功したこともあれば、試行錯誤した結果失敗したこともあります。皆様には、様々な目線からみた自走化組織の取り組みを不定期で共有できればと考えています。