夢中になれることがあるって結構すごい
大人になっても夢中になれる何かがあるって本当にすごいことだと思う。
このことに気づいたのは、ジムにあるテレビをふと見た時のことである。
とある高校生たちの最後の書道パフォーマンス大会に密着した番組で、
その高校生たちは今までずっと優勝してきたのに、昨年決勝戦で敗れ、
今年優勝旗を取り返しにきたのである。
彼女らは、この一年間優勝することだけを考えて、時には喧嘩したり、プレッシャーが大きすぎるが故に退部を考えたりしながらも、なんとかここまで努力をしてきた。しかし、結果は2位。またも昨年敗れた高校に負けた。
やりたいことを我慢したり、仲のいい友達と喧嘩になってしまったり、、
そんな思いをしながらも積み上げてきた一年間だったが、報われなかった。
膝から泣き崩れる彼女たち。
報われない努力があることを身をもって体験したことだろう。
辛いだろうなあと思いつつも、他人事には思えなかった。
私自身も小学1年生から大学卒業までずっと野球を続けていた。
彼女らと同じように、報われるのか、はたまたやる意味があるのか分からないまま、ただひたむきに努力をしていた。
甲子園に出れるような高校でもなければ、もちろんプロになれるような才能があったわけでもない。いくら努力をしても少なくとも3回戦では負けるようなチームだった。(結果は初戦敗退だったが。)
それでも努力をしていた。みんなが楽しそうに遊んでいる時間も、土砂降りの雨でも、40度を超える炎天下でも、野球を辞めることはなかった。
なぜこんなにも続けることができたのか。キツくてもやめなかったのか。
野球が大好きだったからである。
ただそれだけの理由だった。遊ぶ時間よりも野球がしたかった。
家でゲームをするよりもずぶ濡れでヘッドスライディングしたかった。
クラクラしながらも仲間と走る時間が大好きだった。
大人になって夢中になれるものが少なくなった。
同じ目標を持つ仲間も近くにはいなくなった。
みんな生きることで精一杯になっていった。
それでも周りを見渡してみれば、大人になってもなお、負けて悔し泣き勝って嬉し泣きができるくらい、何かに夢中になれている人たちがいる。
かっこいい、カッコ良すぎる。
私も涙が出るくらい、血を吐くくらい夢中になれるものに出会いたい。
まずは今続けている筋トレ、2026年のBBJに出ることを決めた。
何があってもやり遂げたい。
アクティブログ、頑張ります。