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意思決定の8つのスタイル
皆さんは自分のキャリアに関することなどの大きな決断をするとき、「情報収集をしっかりと行い計画的に進める。」や「直観で決める。」など、どのように意思決定しますか?
日常のちょっとした意思決定は「なんとなく」で決めても後悔することは少なく済みます。しかし就職先を決断するなどの大きな決断の場合には、たとえ希望通りの結果にならずとも、後悔ない決断をしたいものです。
実はこの意思決定のプロセスには、人によりスタイルがあると言われています。今回は、アメリカの心理学者であるディンクレッジ(Dinklage)氏の意思決定の8つのスタイルについて記載します。自分がどれに当てはまりそうか想像しながら読んでみてくださいね。
意思決定のスタイル8つ
1、 計画型
計画的に体系的に意思決定を行うスタイルで、以下の7つのステップを順に辿って決定します。
① 決定事項の明確化
② 情報収集
③ 選択肢の明確化
④ 根拠の評価
⑤ 選択肢の中から最終選択
⑥ 行動
⑦ 決定と結果の検討
重要な意思決定のときには、このスタイルが理想とされています。
2、 苦悩型
計画型と同じように体系的に段階を追って意思決定をしようとしますが、様々な選択肢を収集することで迷ってしまい「決められない・・。」と、なかなか決定にまでたどり着かないスタイルです。場合によっては、途中で変えるなどの修正も可能であることを理解すると決断しやすいかもしれません。
3、 衝動型
意思決定のプロセスを知らないか、あまり重要視せず、「とりあえずこれに決めて、後で考えよう。」と素早く決定するスタイルです。迷いなくスピードはあるものの、後から良い選択肢があったことを知り、後悔することもあります。情報収集をし、選択肢を広げて検討してみるといいですね。
4、 直感型
自分の経験や判断を重視するため、「なんとなくそんな気がするから。」とあまり情報収集しないで決定するスタイルです。衝動型と同様に、情報収集や検討することを取り入れることが必要です。
5、 従順型
「みんなと一緒。」「〇〇さんが決めて。」など、誰かに決めてもらいたいと他者に意思決定を委ねるスタイルです。自分にしっかりとした考えがないため、他者の決定に従うことで、自分に責任がないことが良いと感じています。そのため、良い結果にならなかったときに他責にしがちです。自分のことは自分で決めると覚悟が持てるといいですね。
6、 延期型
意思決定する必要性は理解しているものの「明日考えよう。」など決定することを先延ばしにしていくスタイルです。恐怖心や、情報不足、モチベーションの低下などが影響していると考えられています。それぞれの選択肢のメリット・デメリットなどを整理してみると決断できるかもしれません。
7、 運命論型
さまざまな出来事や結果は、自分ではなく外部の力によって定められていると信じている為、「なるようになるさ。」などと、流れに任せていくスタイルです。これまでを振り返り自分の努力によって成功したことも多くあることに気づくといいですね。
8、 無力型
意思決定をしなければならないことは理解しているものの、不安が強くプロセスや結果を恐れ「私には出来ない。」など決定をしないスタイルです。まずは不安を和らげる必要があります。
「今日のお昼は何を食べようか」「どの服がいいか」などの小さな決定は、直観やお任せもいいですね。他方、「どの会社に応募しようか」といった重要なことは、計画型のスタイルを参考にしてみると、どのような結果になっても納得しやすい意思決定に繋がるのではないでしょうか。あなたはどのスタイルでしたか?
では、また。