世界の大谷翔平を生んだ「子育ての本質」(完全版)
忙しい親御さんのための要約シリーズ!
今回は「世界の大谷翔平を生んだ両親の子育て」の全貌を10分で読めるようにまとめました!
僕は東大ママ経営の学童で約3年半くらい働いたり、400組以上が参加する子育てコミュニティの運営をしたり、ママチャリで日本一周(全国で子ども達と遊ぶ旅)をしたり、子ども達が本気で遊べる居場所を作る活動の代表をしたり、今までにたくさんの親子と、色んな関わり方をしてきたのですが…
「世の中の親御さんは忙しい。子育てや教育の知識を学ぶ時間なんてない。」という現実を目の当たりにしました。
そこで!
教育知識オタクであり現場での実践者でもある僕が、
☑︎子育てで絶対に知るべき大切なポイント
☑︎子育ての不安が消えて楽になる知識
☑︎子育てのよくある勘違い間違い
これらを「忙しい親御さんのために、分かりやすくシンプルにまとめよう!」と思ってこの要約シリーズを始めました!!
今回は大谷翔平を生んだ子育てについて!
色んなインタビューや関連記事をまとめて子育ての本質、重要な部分だけ抜粋して誰でも簡単に分かるように要約しました。
この要約を読んで、「子育てが少しでも楽になる」、「子どもの可能性を広げ、才能を開花させられる」ためのヒントを手に入れて頂けたら幸いです!
さて、ここから本題です↓
大谷翔平の「ご両親の家庭方針」
世界の大谷翔平を生んだ両親の家庭方針は以下の4つ。
① 家庭の雰囲気をいつも朗らかに
② 絶対に「練習しろ」は一切言わない
③ 絶対に頭ごなしで怒らない否定しない
④「やりたいことを楽しくやらせる」がモットー
上記②と③の“しない”が子どもの才能を開花させると、僕は思う。
①と④は前提条件というか、無論。子育てで最も大切なことは「良好な親子関係」であり、家庭の幸せ。
「突き抜けた成功」を手に入れるなら自分がやりたいことを楽しくした方が圧倒的に有利。大谷翔平のような成功は、嫌々やっている人間には不可能。
なぜならやりたいことをやってる人は諦めが悪い。何度も挑戦するしつこさを持ち、失敗から学べるから。逆に嫌々やってる人は失敗に弱い。
②について「〇〇しなさい」という言葉は人を動かすどころか、人のやる気や意欲を奪う。「勉強しろ!」と言われてやる気になった人は、あなたも含めて歴史上全人類に一人も存在しない。「やれと言われたからやりたくない」となった経験は人間なら誰しもあるでしょう。
③について「頭ごなしで怒られて否定される」ことを続けられた人の末路は思考停止だ。「どうせ怒られる」「絶対に否定される」と感じた瞬間、子どものみならず、人は誰しも自分で意見することをやめる。挑戦することをやめる。
やがて意志を持つことも、自分で考えることすら忘れてしまう…そして「お前はダメだ!」と言われた瞬間、子どもは強烈なコンプレックスを植え付けられてしまう。
これこそまさに、両親が否定しないから言えたのだろうし、夢や高い目標も持ち続けられた。もっと言うと、それを「実現できる可能性」「自分の可能性」を信じ続けられた。
そして②③のどちらにも言えることは「怒られるからやる」「やれと言われるからやってる」そんな人間は、成功しない。失敗したらすぐに諦める。そもそも自分で考えて試行錯誤できない指示待ち人間が大成功なんて夢のまた夢。というか不可能な話だろう。
大谷翔平の親が「絶対にしなかったこと」
大谷翔平のみならず、将棋の藤井聡太、体操の内村航平、テニスの錦織圭、フィギュアスケートの羽生結弦など『超一流』の親たちの子育てには"意外する共通点"があった。
超一流を育てた親が「絶対にやらなかった」こと4つ
①期待しない
②比較しない
③でしゃばらない
④好きなことを妨げない
子育ての本質は「足し算」ではなく『引き算』だ。
「何をするか?」よりも「何をしないか」が大切。
アスリートの両親がフォーカスしていたのは、
「子どもの好きなことを徹底的に応援する」
「子どもが夢中になれる環境を整える」
これに尽きる。
多くの親は「勉強も運動も英語もしつけも…」と、あれもこれもやらせようとしがち。日本の学校もそうだ。プログラミングや金融など新たに追加されるは教科はたくさんあっても、無くなる教科はほとんどない。
一流の親は『子どもがやりたいことを邪魔せず、楽しくできる(=夢中になれる)環境』を整えるために「何をしないか」「何をやめるか」「何を排除するか」「何を諦めるか」という視点を持っていた。
つまり「"あえて"やらないこと」を決めていたということ。
それを的確にするのに最も必要なのは「観察」
きっと大谷翔平のご両親はよく観察している。どんな特性・性格を持った子で、今は何が好きで何に興味があるのか?どんな学び方、やり方、環境が合ってるのか?
多くの親はこれらが分かっていない。だから、子どもは多くの子どもは才能も個性も開花しない。
多くの親が「あの家の子はスポーツもできて成績も良くて羨ましい」などと、他人の子隣の芝の青さに見惚れて、我が子の観察を疎かにしがち。だから多くの子どもの才能は花開くことがない。むしろ才能を潰される。
比較で子どもの可能性は狭ばめられていく。他人と比較する暇があるなら、我が子をよく観察した方がいい。
観察していない親の過ちを例えにすると、野球が大好きな小学1年生の大谷翔平くんから、大切なバットとグローブを取り上げて、その代わりにペンと問題集を与え、多くの時間を室内で過ごさせる。子どもの「好き・やりたい」を奪って親の常識や価値観という狭い檻に閉じ込める。
タイムマシーンで過去に戻り、大谷翔平にこれをすれば、彼は「みんなが知らない人」に生まれ変わることができるだろう。想像するだけも恐ろしい…
大谷翔平は「失敗に強い」
大谷翔平の偉業の大きな要因の一つに 「自分の限界を決めない」 があると僕は思う。「自分の可能性を信じる」とも言い換えられるけど、多くの親は子どもの限界を勝手に決めがち。 だから失敗させないように先回りするし、 すぐ「〇〇しなさい」とか言ってしまう。
お父さんお母さんは強い愛情があるからこそ親切心で言っているのは確かだけれど、残念ながらその優しさが「子どもの可能性を狭めている」こともまた事実。
小学3生の大谷翔平くんが「160kmの球を投げたい」「将来は二刀流としてプロで活躍したい」と言われたら、ほとんど親(大人)は「それは無茶だ。」「バッティングの方が得意だから打つのを練習しなさい。」と言ってしまうのが普通だろう。
その社会で"あたりまえ"と言われている考え、世間一般で"普通"と言われる意見、その常識(=親の狭い思考)こそが子どもの才能を潰す。
突き抜ける人、成功する人はもれなく常識を覆してくる。そして失敗せずに得られる成功なんてない。
大成功を成し遂げた偉人達はみんな、生まれたては歩けずコケるところからスタートしてる。あの大谷翔平さえもウンコを漏らしてる。成人してからも一般人には想像もつかない程に「失敗し、それを学びに変え、再び挑戦」を繰り返して偉業を成し遂げている、伝説を作っているのは間違いない。
それなのに、子どもが失敗しないよう先回りして「やめなさい!やりなさい!」を連発する親は多い。そういった発言の積み重ねが、子どもに「常識(=親の狭い思考)」を植え付ける。
親の先回りが子どもに「指示待ちスタンス」を植え付ける。「限界」を植え付ける。「失敗したくないという思考」を植え付ける。「失敗を恐れるマインド」を植え付ける。失敗から学ぶ姿勢を奪う。そして子どもの可能性を狭める。
そうしないためには「それは無理に決まってる」「〇〇しなさい」などの『先回り』をやめること。子どもの『限界を決めつける』のをやめること。子どもを『頭ごなしに叱る』のをやめることが大切なのだろう。
これらを極力しなかった、やめることを実践できていたから、大谷翔平は失敗に強く、常識に縛られず、大きな目標を追い続けられたのだろう。
この章の冒頭にも書いたが、もう一度。
大谷翔平の偉業の大きな要因の一つには「自分の限界を決めない」 がある、と僕は思う。
大谷翔平は親に「怒られたことがない」
このエピソードの大切な部分は「怒らない」という点ではない。「先回りしない」これこそが本質だと僕は思う。
声を荒げて怒ることが少ない親は「先回り」が少ないパターンが多い。逆にすぐに怒鳴りがちな親は子どもに期待し、それを押し付けがち。
人が激怒するケースの一つは裏切り。「〇〇をできるようになってほしい」「〇〇しないでほしい」「〇〇してほしい」という期待を裏切られた時に人間は怒りがち。
「こんなふうになってほしい」と勝手な期待を抱けば抱くほど、人は「〇〇しなさい」「〇〇をやめなさい」ばかりを相手に言ってしまう生き物。人は他者の成長や成果を強く求めるほど「先回り」の天才になる。
しかし、自分の理想に近づけるために先回りして教えれば教えるほど、理想から遠ざかっていく。
なぜなら「〇〇しなさい」という言葉だけで、人をコントロールすることはできないから。それどころか、人の意欲を奪う言葉だから。「言われてやる」は人間はつまらない。他者に強制される、正解を押し付けられるのは「面白くない」という本能が人間にはある。
「〇〇しなさい」と言われない子の方が自律する。 あれやこれや指示されて、叱られて、強制されて、しつけられた子どもの方が自律しないという皮肉。
これは僕自身、これまで多くの親子に関わってきて気づき、強く感じている子育ての不都合な真実の一つだ。
大谷翔平のお父さんから学ぶべき子育ての本質は、子育てをする親に最も大切なことの一つは「期待値のコントロール」(=「自分の感情のコントロール」)だということ。子どもの「先回り」をしないために。
子ども対して「先回り」をやめるには、 観察を楽しむ。子どもの失敗する姿もプロセスとして面白がること。子どもの主体的な行動(挑戦・工夫・発見)を見つけて驚くこと。 子から少し距離を取る(=適度な距離感を保つ)こと。そして親が自分時間を充実させ親自身の人生を楽しむこと。
子育ては常に「子どもを信じて待つ(=先回りしない)」ための"愛"と"自制心"。そして親の「楽しむ力」や「面白がる力」が試されるのだ。
大谷翔平は「興味が狭い」
色んなインタビュー記事を調べる中で大谷翔平のお母さんのこんな発言を見つけた。
プロに入った当初、大谷翔平は「服装や髪型にしても気にしている様子がない」と話題になったことがあった。
この「自由さ」というか、「何事にも動じずに意思を貫いて自分の世界観を持つこと」が伝説になるような人間の絶対条件なのではないか。
そして「自分のやりたいこと、好きなことを一心不乱に気持ちを込める環境」「夢中なことを徹底的にできる環境」「興味を広げなくても許される環境」を、ご両親に用意してもらっていたからこそ、これを持ち合わせているのではないか。
と、僕は思う。
大谷翔平は「好きなことをたくさんできた」
大谷翔平が小学3年生の頃、自動車のボディメーカーに勤めていたお父さんは、夜から朝方まで続く夜勤の日も多く、日々の仕事に追われていたそう。
それでも、週末ともなれば息子と一緒にグラウンドへ出かけた。平日でも夜に仕事が入っていないときは、その時間を息子との野球の時間に費やしていたそう。
その後「家族を養って子どもを育ていく」ために、金銭的な理由で神奈川県から地元の岩手へ引越したそうだが、「子どもに野球をやらせるんだったら、田舎の環境の方がいい」という強い想いもあったそう。
ここから学べることは「子どもの大好きなことを徹底的に応援」する姿勢、「子どもがやりたいことを沢山できる環境」を作ること。これが素晴らしいことは間違いないし、これを大谷翔平の才能が開花したことも間違いない。
しかし、大切なことがもう一つある。
それは大谷翔平のお父さんが「それが生活スタイルになっていたので、当時はその状況を何とも思いませんでした。」「金銭的な理由で引っ越した」というところだ。
大谷翔平のお父さんは決して無理をしていない。自分に合った方法で、自分が楽しめる方法で子育てをしていたのだろう。これこそが子育ての本質的に大切なことだと僕は思う。
子育てで無理は禁物。というか、頑張りすぎは絶対NG。無理をして頑張って自分を擦り減らすことは続かない。いつか必ず終わりが来る。
そして子育てにおいて、精神的にも金銭的にも時間的にも無理をすることは、子どもに悪影響を及ぼすことが多い。親が頑張りすぎることは弊害しか生まないことが多い。
なぜならストレスが子どもに伝染するから。夫婦喧嘩の火種になる、子どもの小さなことにイライラして怒りがちになるから。
誰かを満たすことができる人間は、たっぷり満たされた人間だけ。
もし、子育てで最も大切なことを一つだけ選ぶとしたら、それは間違いなく「親が幸せであり続けること」だろう。なぜなら幸せが子どもに伝染するから。
大谷翔平のお父さんは自分に合った愛情表現を知っていた。自分(=大谷翔平のお父さん)が楽しめる愛情表現は「週末の野球(一緒に野球をすること)」。
それが人によっては、絵本の読み聞かせかもしれないし、一緒に遊ぶこと、勉強することかもしれないし、美味しい料理作ることかもしれないし、それら以外の何かかもしれない。
子どもに対しての愛情表現は、なんでもいい。親によって違う。みんな違ってみんないい。大切なのは「自分に合った楽しめる方法」かどうか、自分が無理をし過ぎていないかどうかだ。
世間での「理想のお母さん像」や、常識とされる子育ての「べきねば」なんてクソ喰らえ!
頑張って子どもに絵本を読み聞かせる必要もなければ、毎日料理を作る必要もなければ、丁寧に家事をする必要もない。無理してたくさんの習い事に通わせる必要もない。親らしく遊んであげたり、勉強を教えてあげたり、運動を一緒に練習してあげる必要なんて一切ない。
とにかく「無理しない」ことが重要なのだ。
金銭的に無理せず、都心に住むことを諦めて引っ越した。大切なことは家族を養うこと、大谷翔平の大好きな野球がしやすい環境を作ること。そのために地元の岩手(田舎)へ引っ越した。
そんな大谷翔平のお父さんの子育ては、親が無理をし過ぎないこと。頑張り過ぎないこと。世間の理想の親像(べき、ねば)に縛られないこと。自分に合った愛情表現をすること。大切なことを明らかにすること。それ以外を捨てる勇気。諦めることの大切さを教えてくれる。
大谷翔平パパは「家では教えない」
大谷翔平のお父さんは自宅へ野球を持ち込まなかったそう。
大谷翔平が小学生の頃は、お父さんがチームの監督。練習が終わってから一緒に風呂に入っていたが、そこではその日の練習を少しだけ振り返る程度で、風呂上がりはいつもの父と息子に戻り、他愛もない話をするだけだったそう。
誰しもオンオフの切り替えは大切。ダラダラとやるより、短くても集中してやった方が身になる。それは勉強もスポーツもそう。基本的に全ての物事において同じだろう。
ということも大谷翔平のお父さんは言っています。
子どもが何かを「極める」「極めよう」とした時、大好きなモノに出会えた時にやり過ぎ、スパルタは絶対にやらない方がいい。
せっかく出会えた子どもの「好き」を「嫌い」にしてしまうことほど不幸なことはない。
心から大好きと思えるモノ、情熱を燃やして熱中できるモノに出会える人は滅多にいない。その"奇跡"を自らの手で壊すなんて、そんなもったいないことがあるのだろうか…
子どもの「好き・興味・夢中」を、厳しすぎやり過ぎで、本人が楽しめない状態にする。それどころか嫌いにしてしまう。
本音を言えば、「子どもの大好きなことを奪う」そんな人間は“教育”に関わらないで欲しいと、僕は思っている。
そんな大人に腹が立つし、好きを奪われる子どもを思うと辛い。とても悲しい。僕は子ども達が好きなことを好きと思い続けられることを心から願ってる。
大谷家流子育ての真髄は「リビング」
大谷翔平のご両親が唯一、決め事としていたのは「子どもの前で絶対に夫婦喧嘩をしないこと」。
他にもこんなことが書かれていた。
とあるインタビューで大谷翔平のお母さんは「親が喧嘩をすれば、居心地が悪くなり、顔色を窺うようになる。ご両親は家庭の雰囲気をいつも朗らかにして、子供たちが話したいことをなんでも話せる空気を作っていた。」ともおっしゃってる。
そしてまた別のインタビューで大谷翔平、本人は「実家のリビングは居心地がよかった」と話している。
この話での重要ポイントは「リビング」ではない。
ここから学べる本質は(誰でもあたりまえに分かっていると思うが)「子どもにとって何より幸せなのは、親の幸せであり、家庭の幸せである」ということ。
子育てで最も大切なことは「親子関係」
これに尽きる。
親子関係が良ければ、子どもは親の話を素直に聞けるようになる。大好きな親に良い所を見せようとさらに頑張れる。家が大好きで満たされる場になり自己肯定感も挑戦意欲も高まる。この状態になれば、子育ての大半の問題はすぐ簡単に解決できる。
一方で親子関係が悪化すると、 子どもの自己肯定感が下がるし、 親の話しがほとんど耳に入らなくなる。子育ては「親子関係」が9割と言っても過言ではない。
子育てにおいて、しつけも習い事も受験も全ては、子どもに幸せになってもらうための“手段”であり、勉強やしつけを優先して「親子関係が悪化」してしまうのは本末転倒。
大谷翔平の子育てを参考にする時に「プールを習わせる」といった表面的な部分を真似ようとする親がいるが、本質はそこではない。
「良好な親子関係」「明るく朗らかな家庭」こそが大谷家の子育ての真髄だと、僕は思う。
大谷翔平がずっとリビングにいて心地がいいと感じていたのは、親子関係が良かったことの証明だ。
親子の仲が悪ければ、夫婦喧嘩が多ければ、子どもにとって家庭は居心地の悪い場所となり、子は部屋に篭るか、外にいる時間が多いかになる。
つまり、家が満たされる安全基地ではなく、親の顔色を伺ってストレスが大量生産される地獄に変わる。
超大切なので、もう一度。
子育ては「親子関係」が9割。
親子関係を良くするには、愛情を伝える。子どもを人として尊重する。話を共感的に聞く。親子で楽しい時間を増やす。子どものありのままを受け入れる。
子どもの成長で何よりも大切なのは、「自分が無条件で受け入れられている」と実感できる「心理的安全性」だ。
大谷翔平のご両親が教育に詳しかったかは分からないが、大谷家のリビングの話は、まさにこの「心理的安全性」が保たれていたということを表している。
そしてそれは「良好な親子関係」「家族の仲の良さ」「家庭が明るく幸せなこと」も表している。
最後に改めて、大谷翔平のご両親が最も大切にしていたことは、ご両親の中での唯一の決め事は「子どもの前で絶対に夫婦喧嘩をしないこと」だった。
大谷翔平は「育てられていない」
大谷翔平のご両親はほとんど子育てについて語っていない。調べてもあまり出てこない。というか少なすぎる。本も記事も全然ない。
冬季五輪で2大会連続となるフィギュアスケート金メダルを獲得した羽生結弦の親御さんもメディアに出られたことがない。将棋の世界で7冠を誇る藤井聡太氏の親御さんも、本や講演の依頼が多いだろうに、語ったことはない。
なぜ講演依頼を引き受けないのか?
受ければとんでもない収入となるだろうに…
恐らく大谷翔平や藤井聡太、羽生結弦の親御さんは、「自分が育てた」とは考えていないからだろう。子どもが勝手に育った、そして皆さんが育ててくれた、そう思いながらこそだ育てをしていたのではないか。
だから、自分たちが「〇〇の育て方」なんて語るのはおかしいと思っているのではないか。
「こう育ててやろう」と思って接していたのではなく、子どもをよく観察し、何をしたいのか、何を嫌がっているのかを把握し、子どもが自ら動き出すのを待つ。そして勝手に育ったのだ、と。
逆説的だが、まさにここが子育ての秘訣な気がする。
自分たち親が育てるのではない、子どもは親の作品ではない、子ども自身の育つ力によるものであり、みなさんがそれを温かく見守り、育ててくれた(育った)と考える。この思考こそが超大切なのではないか。
そうした思考を親が持つと、親は子どもが勝手に育っていくことに驚ける。周りの人達が我が子を育ててくれることに驚けるようになる。驚くと、子どもはますます主体的に学び、成長する。親をもっと自分の成長で驚かせたいから。
子どもが勝手に育つこと、みなさんが子どもを育てて下さること、こうした奇跡に親が驚くから、子どもが勝手に育ち、周囲の人達が子どもの面倒を見てくれるようになる。親が驚き、感謝することが、さらにそれら生むという好循環になっているのではないか。
だから子育ての秘訣は、逆説的だけど「自分たち親が育てるのではない、子ども自身の成長する力で勝手に育つのだし、それでは足りない部分を私達ではない皆さんが育ててくださるからだ」と考え、その奇跡に驚き、感謝することにある。
大谷翔平氏や藤井聡太氏の親御さんが、子育てについて黙して語らないのは、こうした子育ての重要ポイントをわきまえているからこそ、決して語らないようにしているのではないか。そしてそう考える親御さんだからこそ、歴史に残る大偉業をなす人物にまで育ったのではないか。そんな気がしてならない。
子育ての秘訣は
・自分たち親が育てたとは考えないこと。
・子ども自身に育つ力があるし、事実勝手に育つこと。
・周りのみなさんが育ててくれること。
・子どもが勝手に育つこと、みなさんが育ててくれることの奇跡に驚き、感謝すること。
そうした思いを抱く親御さんが増えると、子どもはもっとのびのびと育つだろう・たくさんの個性と才能が発揮されるようになる気がする。
これにて、大谷翔平の子育ての解説はおしまいです。
子どものことを想い、ここまで読んでいる勉強熱心なあなたに出会えた子は幸せですね。
その姿勢に感動、そして尊敬です。
子どものために、これからも共に頑張りましょう!そしてその100倍楽しんでいきましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ーーーーーーーーーーー
★公式LINE始めました‼︎
※「SNSには出せないような教育に対する本音」や、「優先イベント・こっそり遠足の情報」「子育ての"耳が痛い"けどためになる話」などを感情丸出しで配信しています→ https://lin.ee/Chpb9p7
▼「アソプロ」公式HP
▼活動・実績まとめ
▼中村遊太郎 Instagram
https://www.instagram.com/n.yutaro_asobi/
▼中村遊太郎 X(旧Twitter)
https://twitter.com/@yutaroasobi
▼中村遊太郎 YouTube
https://www.youtube.com/@yutaro_asobi
ーーーーーーーーーーー
(以下、参考元の記事↓)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?