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推しが毎日私の体内で死ぬ3~ヘルパーT細胞の種類~

ポケモンGOのカイオーガがNHKスペシャル「人体」に登場したCGのT細胞に似てると気付いてカイオーガのニックネームを「T細胞」に変更して相棒ポケモンにしたものの、セレビィクエストの為に翌日泣く泣くイーブイに相棒チェンジした大林ですこんばんにちは!

今までのおさらいします。
推しなので。
しつこく推します。

血管内にいる細胞たちのうち、
96%が酸素運ぶ赤血球、1%が補修係の血小板、
3%防衛軍である白血球←推し !

白血球(防衛軍)のうち、
60%が好中球(歩兵)、7%が好酸球(特殊な歩兵)、2%が好塩基球(特殊な歩兵)、 9%が単球(警備兵。マクロファージや樹状細胞)、
22%リンパ球(リンパが本拠地。NK細胞、B細胞、T細胞、NKT細胞など)←推し!

T細胞
:胸腺(Thymus)で行われる選別試験(合格率1~3%)を突破した防衛軍のエリート。


T細胞の種類
 ・ヘルパーT細胞
 ・細胞傷害性T細胞 
 ・制御性T細胞
 ・NKT細胞

>>ヘルパーT細胞の役割
:他の免疫細胞を活性化(補助help)して攻撃や抗体産生を促す
      →防衛軍の司令官!!!

>>>ヘルパーT細胞の種類
・Th1細胞
・Th2細胞
・Th17細胞

よござんすかね?
(おさらい以上の情報もまざったけど)

では、ヘルパーT細胞3種類の紹介行きます…!
深入りすると、迷子になるので少し浅めに…!

Th1細胞(1型ヘルパーT細胞)
 兵を指揮して白兵戦!「戦いは兵で決する」!!!!(細胞性免疫)

Th2細胞(2型ヘルパーT細胞)
 兵で戦うのはもう古い!これからの戦いは「科学力」!(液性免疫)

Th17細胞
 火力!火力こそ力!!どんどん燃やせ!「炎上上等」!!!(炎症系)

名前の説明ですが、
ひと昔前の教科書は「Th1」と「Th2」だけだったんですよ。

未熟なT細胞(Th0)が、
Th1Th2に成長していく…みたいな設定で。

兵(細胞)に戦わせるTHE戦的な原始タイプがTh
B細胞に抗体(飛び道具)作らせて敵を鎮圧する進化タイプがTh

ちなみに、
このTh1とTh2の関係が、非常に萌える。

勢力争いしてるんですよ。
お互いに牽制球投げてる。

やばい。

推し推し自分の体内で、せめぎ合ってる
どうする?自分自身が「薄い本」だったよ!

ではTh17は?って話になるんですが、
Th17は2005年に登場した新キャラです。
登場したっていうか、研究者が気付いたというか。

人体は未知まみれで、
まだ見ぬ推し
実は今この瞬間も自分の体内
活躍したり苦戦したりしてるかもしれないんですよ…ウフフ

で、Th17の名前の由来は、
IL-17を産生するヘルパーT細胞だから、っていうものです。
(ILについては後日また!)

Th1、Th2ときて、突然17に飛んだけど、
そういう理由。

後から色々追加や修正があったりするから、
名前だけ見ると、「なんで?」が湧いてくるこの世界。

名前だけ見て「なんで?」となる代表格、
第1回でも何度か登場しましたが、この機会に紹介しておきましょう。

マクロファージ(Macrophage)
:名前の由来は、「大きな食細胞」。まぁつまり大食漢です。 
細胞の分類がまだ大まかで「マクロファージ」「ミクロファージ」と名づけていたのが、 その後ミクロファージが詳しく色々分類されていって、
ミクロファージという名前が消えたという経緯。
(つまり、推しの旧名はミクロファージ…)

「掃除屋」と呼ばれていますが、この掃除屋、半端ない。

敵味方問わず「掃除」して、敵の情報を防衛軍の司令官に伝え攻撃を促す役割も果たす。

もう少し詳しく言うと、
人体に侵入した死んだ細胞などを自身の内部に取り込んで消化
取り込んだ敵の欠片を「抗原」としてヘルパーT細胞に「提示」
その他の細胞の活性化も担う。

免疫細胞擬人化描いてて、
設定に一番迷ったのマクロファージですわ。
大柄で、敵味方問わずに掃除して、
司令官に情報渡して尻もぶっ叩いて、他の細胞も活性化して、、
なんだろう、天空の城ラピュタの空中海賊のドーラ?
ママぁ…

次回は、細胞傷害性T細胞(CTL)について語ります!

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