
推しが毎日私の体内で死ぬ8~リンパ節とは
は~い!
推しのこともっと知りたい!と思って一歩進むと
そこは英語の世界でした!泣ける!!!
それはさておき、今回も推しを推して参る!!!
まずは軽いおさらいから。
基礎はうざいほど繰り返すよ!!!
血管内にいる細胞の
96%が赤血球、3%が白血球、1%が血小板です。
白血球とは防衛軍の総称。
白血球(防衛軍)の60%が、歩兵である好中球。
22%がリンパ球。
リンパ球とは、「リンパ(液)」が本拠地の細胞たちのこと。
3種類だから是非覚えてほしい!※1
B細胞、NK細胞、T細胞、(NKT細胞←「第4のリンパ球」)
そして、リンパは例えるなら下水……うっ。
→「推しが毎日私の体内で死ぬ7~リンパとは?」
さぁ、おさらい完了だ!行くぞリンパ節!
リンパ節(Lymph node)
愛しの推しがいっぱいいるよ!
数ミリ~1cm程度の大きさで、※2
体内にたくさんあるよ!
(その数は、数百~六百と文献により異なる。個人差もある)
ソラマメみたいな形で、
膨らんだ側に入口、凹んだ側に出口があります。
そして、入口より出口の方が少ない。
なんでだと思う?????
それにしても、誰が言い始めたのか、
「リンパ節」の形の説明が皆「ソラマメ」!
リンパ節はソラマメ以外に例えてはいけないのか?って位にソラマメ!
ソラマメあんまり食べないから「どんな形だっけ?」とググりましたよ私は。
今度食卓にソラマメ出たら執拗に舐めてしまいそう…
はい、どん引きした人戻って来てください。
このnote、読み続けるだけで「推し知識」が染みつく構成にしてますから、さぁさ、どうぞ最後までお付き合いください。
ソラマメ型の凹んだ側は「門、hilum(ハイラム)」と呼ばれています。
響きがかっこいい!けど、
「hilum」を辞書で引いたら「臍(へそ)」だった。
リンパ節の主だったものには名前がつけられてます。
有名なのは「扁桃(腺)」ですかね。
(名前付いてるのは100個くらい?)
リンパ節の役割は、
リンパ管で吸い上げた色々を処理し、
侵入者や異常な細胞を「血管」へ通さないようにすること。
(毒素に関しては別の臓器が処理)
いわば「関所」!
(もしくは下水処理場…いや、浄水センターと呼ぼう)
さっき、入口より出口の数の方が少ないって言ったけど、
たぶん「関所」という役割的な理由かなと。
役割的な理由と言えば、
「はたらく細胞」で知名度急上昇した好中球は短命!
彼らの命は1日ともたない。6~12時間程度。
それが赤血球(寿命120日)と仲良くなってると聞いて、
「ドラゴン(長命)とヒト(短命)」
「エルフ(長命)とヒト(短命)」
的な泣ける系の二次創作が来る……?!とか思いました。
さて、好中球はどうして短命なのか?っていうお話がありまして。
好中球は侵入者を無差別にモリモリと飲み込み、消化してしまうことで倒すんですが、侵入者を消化できなかった場合に備えて、
自分の内部で侵入者が増殖する時間を与えず早死にする。
……ように作られている、と。
驚異の小宇宙「人体」……、
1つの細胞にスポットライト当てるだけでそこには無限の物語が広がるわけです。半端ない、人体、生命の仕組み……じーん
はい、脱線から戻ります。
推しよ、ただいま!
つまり、推したちがリンパ節で日々、
防衛戦争を繰り広げているわけですよ。
「リンパが腫れる」とか聞いたことあると思いますが、
めっちゃ戦ってるんですよ、そのとき、そのリンパ節で!
(ちなみに「腫れ」には、「感染症で戦ってる」腫れと「異常細胞が増殖している」腫れがありますがこの辺はまた後日)
関所で戦ってるんですよ!
リンパ(液)が血管に合流する前に、
「敵」を倒そうと戦っているんです。
その内部の構造も萌えるんだけど、ごめん、ちょっと私の頭がまだ追いついてないからうまく紹介できない。フンワリとしか把握できてない。
でも、一つだけ言わせてくれ、すごい萌えたので。
なんとB細胞とT細胞は、居る領域が違う!
B細胞は「B細胞領域」に、T細胞は「T細胞領域」にいる!
えっ、部屋なの?なにそれ???推しの部屋????
推しの部屋とかめっちゃ行きたい!!!
行きたい行きたい!体内へ!
くそっ、自分の中に行きたいとか意味分かんねえ!
だいぶ長くなってきたので今回はこの辺で!!!チャオ!
※1…手持ちの教科書類では「3種類」なんですが、NKT細胞はT細胞に分類されてるんですかね?NKT細胞をがっつり紹介する記事では「第4のリンパ球」と書かれているけど、各書籍の分類ではまだ3種類表記です。
※2…ウィキペディアでは「0.2~3cm」と記載されてますが、
3cmは腫瘍的なヤバいサイズでは…
《備考》
現在、推しを描いた人体の物語「Being」第18話を作成中で、note更新はゆっくりめです。先日のノーベル賞については勉強中……「もう少し詳しく」と求めたら英語になるよ、推しの世界。怖!